ウェザーテック・スポーツカー選手権を運営するIMSAは8月5日、2023年シーズンのスケジュールを発表。この中で年間11のイベントの開催と、ミド・オハイオならびにデトロイト戦がカレンダーから外れることが確認された。
ロード・アメリカで5日金曜に行われた“ステート・オブ・ザ・スポーツ”の演説でアナウンスされたこのスケジュールは、DPiに代わって次世代プロトタイプ・フォーミュラであるLMDhカーで争われる、新たな最高峰カテゴリーのGTPクラスを筆頭に、計5クラスすべてが参加する6つのイベントが含まれている。
デイトナ、セブリング、ワトキンス・グレン、ロード・アトランタでの“ミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)”4戦に加え、来年のロード・アメリカ戦と、先日開催が決定したインディナポリスの計6ラウンドでは、GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTDの全クラスが出場する予定だ。
一方、ウェザーテック・スポーツカー選手権のカレンダーから外れることになったデトロイトでは、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジGSクラスが、NTTインディカ―・シリーズとともにダウンタウンで開催されることになる。
この決定は、ル・マン24時間レースに向けた公式セッションである“ル・マン・テストデー”が、デトロイト戦の開催週である6月2~3日に行われることが主な要因のひとつであると考えられている。
また、いくつかのイベントで日程の変更がある。以前のミド・オハイオのスロットをラグナ・セカが引き継いでいる他、カナディアンタイヤ・モータースポーツ・パーク(モスポート)とライムロック・パークの両ラウンドはレース開催日が例年の1週遅れとなった。さらに、シーズン最終戦のプチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)についても、今年より2週間遅い時期の開催となる予定だ。
なお、IMSAは7月1日にシカゴのストリートコースで開催されることがアナウンスされているNASCARとの併催イベントについて、この段階で発表しておらず5日付けで公開されたレーススケジュール一覧にも加えられていない。
■2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 シーズンスケジュール
ラウンド | 開催日 | レース | 対象クラス |
---|---|---|---|
** | 1月20~22日 | 公式テスト(ロア・ビフォア・ロレックス24) | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
1 | 1月26~29日 | デイトナ24時間(ロレックス24・アット・デイトナ)* | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
2 | 3月15~18日 | セブリング12時間* | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
3 | 4月14~15日 | ロングビーチ | GTP、GTDプロ、GTD |
4 | 5月12~14日 | ラグナ・セカ | GTP、LMP2 GTDプロ、GTD |
5 | 6月23~25日 | ワトキンス・グレン6時間* | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
6 | 7月7~9日 | モスポート・パーク | GTP、LMP3、GTDプロ、GTD |
7 | 7月21~22日 | ライムロック・パーク | GTDプロ、GTD |
8 | 8月4~6日 | ロード・アメリカ | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
9 | 8月25~27日 | バージニア | GTDプロ、GTD |
10 | 9月15~17日 | インディナポリス | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
11 | 10月11~14日 | ロード・アトランタ10時間(プチ・ル・マン)* | GTP、LMP2、LMP3、GTDプロ、GTD |
*IMSAミシュラン・エンデュランスカップ対象レース
※8月5日発表版