7月1日、2022年FIA F2第7戦シルバーストンの公式予選がイギリスのシルバーストン・サーキットで開催され、ウイリアムズ育成のローガン・サージェント(カーリン)が最速タイムを記録し、自身初となる決勝レース2のポールポジションを獲得した。日本勢の岩佐歩夢(ダムス)は6番手。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は19番手で予選を終えている。
F1のフリー走行2回目終了後に行われたFIA F2の30分間の公式予選は、曇天のもと気温18度、路面温度29度というコンディションでスタートを迎えた。
セッション開始から7分を経過したところで各車続々と最初のアタックへ。まずはフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)が計時上の3周目に1分39秒611をマークして暫定トップにおどり出る。
続いて、セッション開始11分のところでユーリ・ビップス(ハイテックGP)が1分39秒371をマークしベスティを上回る。しかし、その直後にフリー走行で最速タイムをマークしていたサージェントが、ビップスを0.425秒先行する1分38秒946をマークしてトップに浮上する。
セッション終盤に差し掛かり、各車が2セット目のソフトタイヤを投入し、自己ベストを続々と更新するが、いずれもサージェントのタイムには届かず。サージェントはさらに、2度目のアタックで1分38秒432を記録し、ライバルを引き離す。そんな中、岩佐が計時上の8周目に、この時点でのセクター1全体ベストを更新する好走で1分38秒776をマークし、6番手につける。
その後もアタック合戦は続いたが、サージェントがトップを守ったままチェッカーを迎え、決勝レース2のポールポジション獲得となった。2番手にベスティ、3番手にランキングトップを独走するフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が続いた。
決勝レース1のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定され、予選で10番手タイムを記録したダルバラがポールを獲得。岩佐は最終的に6番手タイムとなり、レース1は5番グリッドからスタートすることとなった。一方、佐藤は19番手で予選を終えている。
2022年FIA F2のFIA F2第7戦シルバーストンのレース1は、日本時間3日の午前1時から行われる。
■FIA F2第7戦シルバーストン予選 結果(暫定)
Pos. | No. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | L.サージェント | カーリン | 1’38.432 |
2 | 9 | F.ベスティ | ARTグランプリ | 1’38.539 |
3 | 11 | F.ドルゴヴィッチ | MPモータースポーツ | 1’38.553 |
4 | 10 | T.プルシェール | ARTグランプリ | 1’38.553 |
5 | 5 | L.ローソン | カーリン | 1’38.625 |
6 | 17 | 岩佐歩夢 | ダムス | 1’38.734 |
7 | 3 | J.ドゥーハン | ビルトゥジ・レーシング | 1’38.901 |
8 | 8 | J.ビップス | ハイテックGP | 1’39.013 |
9 | 22 | E.フィッティパルディ | チャロウズ・レーシング・システム | 1’39.077 |
10 | 2 | J.ダルバラ | プレマ・レーシング | 1’39.115 |
11 | 16 | R.ニッサニー | ダムス | 1’39.222 |
12 | 7 | M.アームストロング | ハイテックGP | 1’39.266 |
13 | 1 | D.ハウガー | プレマ・レーシング | 1’39.429 |
14 | 24 | J.ヒューズ | ファン・アメルスフォールト・レーシング | 1’39.448 |
15 | 20 | R.フェルシュフォー | トライデント | 1’39.492 |
16 | 14 | O.コルドウェル | カンポス・レーシング | 1’39.580 |
17 | 15 | R.ボシュング | カンポス・レーシング | 1’39.597 |
18 | 12 | C.ノバラック | MPモータースポーツ | 1’39.660 |
19 | 4 | 佐藤万璃音 | ビルトゥジ・レーシング | 1’39.677 |
20 | 23 | C.ボリュクバシ | チャロウズ・レーシング・システム | 1’39.691 |
21 | 21 | C.ウィリアムズ | トライデント | 1’39.912 |
22 | 25 | D.ベックマン | ファン・アメルスフォールト・レーシング | 1’40.291 |