もっと詳しく

PSデイズ2022におけるチューンドBMWの見どころをご紹介。クラシックからエクストリーム、3シリーズ、M3からZ4 Mまで!PSデイズ2022でチューニングしたBMWの見どころをご紹介。

ハノーバーで開催されたチューニングカーフェア、「PSデイズ」は、2年の時を経てようやく開催され、多くの素晴らしい車やキラーコンバージョンが観客に提供されるようになった。この場合、PSは「パフォーマンス&スタイル」の略で、カルトクラシックからレーシングカー、JDM(日本市場モデル)コンバージョンからオペル、VW、メルセデスまで、あらゆるテイストの車が用意されている。そしてもちろん、欠かすことのできないものは? そう、BMWだ!

スタイリッシュなクーペから公道走行可能なレーシングカーまで

バイエルンのメーカーのモデルは、チューニングシーンでは今でも人気がある。しかし、そのアプローチは多岐にわたる。BMWのチューニングは、G-Powerのスーパーチャージャーキットのような露骨な性能向上だけでなく、ルックスも重要な要素だ。そして、ご存知のように、クリエイティビティに限界はないのだ。

人気モデルはもちろん「3シリーズ」、「M3(E30からE92まで)」の派生モデルだが、よりモダンな「M4」モデルも登場する。しかし、「BMW Z4」、特に「Z4 Mクーペ(E86)」のようなクルマは、あまり一般的ではない。BMWの生産ラインからわずか4,581台しか生まれなかったこのスポーツカーは、まさに私の個人的ハイライトの1台だ。この他のハイライトは、以下、フォトギャラリーでご堪能あれ。

BMWハイライト@PSデイズ ハノーバー2022

BMW E9 3.0 CSI: BMWのチューニングは、必ずしもモータースポーツのようなワイルドなものばかりではなく、この「E9 3.0 CSI」のようなクラシックなシルエットでも、スタイリッシュにチューニングすることが可能だ。
アルマイト処理を施した3ピースホイールやエアサスペンションに加え、「CSI」はライトブルーのインテリアを印象付けている。エアサスペンションやブラックペイント、クロームメッキのアプリケーションとの組み合わせで、「CSI」はまさに夢の1台だ。
BMW Z4 Mクーペ: わずか4,581台しか製造されなかった、「Z4 Mクーペ」。3.25リッター直列6気筒にGパワー社のスーパーチャージャーキットを装着し、510馬力を発生するようにチューンナップされた。内部はロールケージや消火器など、レーサーに変身している。そして何より、リアウィング、フロントバンパー、アドバンレーシング製19インチホイールなど、レーシングカーのようなルックスは、公道走行が可能なのだ。
BMW 3シリーズE30: もし『マッドマックス』がBMWに乗るとしたら、間違いなくこのモデルだろう。メタルエクステンションや必要最低限のものしか装備していない縮小されたインテリアなど、クラシックな「3シリーズ」の抑制された外観とは無縁で、終末期のアクション映画を強く連想させるものだ。巨大なリアスポイラーがちょっとしたレーシングルックを演出している。
BMW M3 E92: M3なくして、BMWのハイライトはありえない。この「E92」にはモータースポーツの技術がふんだんに盛り込まれており、排気量4リッターの自然吸気V8は、最高出力420馬力、最大トルク400Nmという驚異的なパワーを発揮する。さらに、カーボンを多用し、分厚いリアウィングを装着したこの荒々しい姿は、まさに残虐そのものだ。

Text: Sebastian Friemel
Photo: autobild.de