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<p>大型バイクの人気沸騰、国内販売24年ぶり10万台超えも-コロナ禍契機</p><p>大型バイクの人気沸騰、国内販売24年ぶり10万台超えも-コロナ禍契機</p><p>夫がバイク好きの千葉県浦安市に住む会社員、垣内由梨香さん(40)は運動神経に自信がなく、二輪免許は持っていなかった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大でお金を使う機会が減った半面、在宅時間が増え、「何かを身につけたい」と一念発起。排気量400ccまでのバイクを運転できる普通二輪免許を今年取得した。</p><p>レブル250 」で65%が30代以下だという。 「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」や「クイックシフター」などシフトチェンジの負担を軽減する機構のほか、アクセルを回し続けなくても一定の速度で走行できる「クルーズコントロール」など大型バイクへの抵抗感を和らげる技術を搭載した車種の拡大も人気化の背景にある。      ブルームバーグのデータによると、21年の軽自動車を含む四輪乗用車の販売台数は半導体不足など供給面の制約を受け、前年比3.3%減の約444万8000台と3年連続で減少した。バイクにもサプライチェーン問題の影響はあるが、構成部品数が約1500点と自動車の3万点より少なく、供給が比較的安定していることも販売の増加につながっている。 東京モーターサイクルショーで展示されたスズキのバイク(3月・都内) Photographer: Charly Triballeau/AFP/Getty Images 80年代前半にホンダとヤマハ発が覇権を争った「HY戦争」末期の入社で、国内二輪販売で40年近い経験を持つ石見氏は、国内の二輪市場は長年縮小するのが前提で、下落をどう止めるかという観点で事業展開していたと回顧。今の状況について「こんな風になるとは全然思いもしなかった」と話す。 コロナ禍が収束しつつある中、消費者のお金の使い方が再び変化する可能性はあるものの、「大変なバックオーダーを抱えていて生産が追いつかない状態」だと同氏は指摘。今後は免許人口も増えてくることから、大型の領域では少なくとも「数年は安定した推移」を予想した。 最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中</p>