<p>AirTagを悪用したストーキングが殺人事件に発展</p><p>AirTagを悪用したストーキングが殺人事件に発展</p><p>2022年6月3日に、アメリカ・インディアナ州のインディアナポリス市にあるパブの駐車場で、男性が車にひかれて亡くなったという通報がありました。かけつけた警察官は、男性の自称恋人である26歳女性のゲイリン・モリス被告を逮捕しました。男性の浮気を疑っていたモリス被告は、AppleのAirTagを使って男性の位置を把握し、犯行に及んだと供述しています。</p><p>以前から男性と同居していたモリス被告は、ある日の夜に男性が帰ってこなかったことから、「男性が浮気をしているのではないか?」と疑ったとのこと。モリス被告は、取り調べに対して当初は男性をストーキングしていたことを否定していましたが、のちに「AirTagを男性の車の後部座席に忍ばせて位置を把握していた」と自白しています。 また、事件当時に男性と一緒にいた女性は、「モリス被告から『あなたの居場所を知っている』というメールが送られ続けている。きっと車にGPS端末かなにかを装着したんだろう」と男性が語っていたと証言しています。 モリス被告はAirTagの情報を基にインディアナポリス市にあるパブへ急行。男性と女性が一緒にいるところを見つけたモリス被告が酒のボトルを振り回して女性に襲いかかり、男性に取り押さえられ、激しい言い合いになったとのこと。店員に「外でやってくれ」と言われたモリス被告と男性は、そのまま店外へ移動。その後、モリス被告は車に乗り込み、男性を何度も車でひいたそうです。 警察が現場に到着した時、男性はすでに車のタイヤに巻き込まれた状態で、間もなく死亡が確認されたとのこと。モリス被告は殺人罪で起訴されており、裁判は2022年6月23日に行われる予定です。 なお、AirTagによるストーキングの例はこれまでにも多く報告されており、オハイオ州ではAirTagのような電子タグを使ったストーカー行為を取り締まる法案が</p>