7月25日、スーパーGT GT300クラスに参戦するaprは、8月6〜7日に開催されるスーパーGT第4戦富士、8月27〜28日に鈴鹿サーキットで開催される第5戦鈴鹿で、30号車apr GR86 GTに平良響を、31号車apr GR SPORT PRIUS GTに小高一斗を第3ドライバーとして起用すると発表した。
aprは今季デビューしたapr GR86 GTは永井宏明/織戸学のコンビで、2021年に1勝を飾っているapr GR SPORT PRIUS GTは嵯峨宏紀と中山友貴のコンビで参戦しているが、真夏の長丁場の連戦となる第4戦富士、第5戦鈴鹿で、期待の若手を第3ドライバーに起用することになった。
apr GR86 GTをドライブする平良は、2020年にFIA-F4でチャンピオンを獲得。2021〜22年は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦しており、今季念願の初優勝を飾っている。スーパーGTでは2021年にK-tunes RC F GT3をドライブした経験もあり、すでに今季序盤からaprに帯同。第2戦でもエントリーしていたが、決勝でのドライブの機会は恵まれていなかった。
「今年は30号車のサードドライバーというかたちで、3大会出場させていただくチャンスをいただき、嬉しく思います。GR86はセッティングの幅がとても広い車両で、マシンを作っていく中でとても勉強になり、良い経験をさせていただいております。チーム、永井選手、織戸選手とともに、良い成績を残せるお手伝いができればと思います」と平良。
一方、今季スーパーフォーミュラ・ライツのランキング首位につける小高は2019年にもプリウスPHV GTをドライブしたほか、2020年はADVICS muta MC86をドライブするなどGT300の経験も多い。またaprはスーパー耐久でも所属しており、良く知るチームからの参戦となる。
「この度、富士大会、鈴鹿大会にaprさんからGT300クラスに参戦させていただきます。乗車する機会をいただきました金曽(裕人)監督をはじめとする、チームおよび関係者の皆さまに感謝申し上げます。スーパー耐久でも一緒に走っているチームですので、すぐに慣れて良い結果を残せるように助っ人として頑張ります」と小高。
どちらのドライバーも速さの面では申し分ない存在。チームにとって頼もしい第3ドライバーとなりそうだ。