富士でGRスープラと互角に張り合ったニッサンZ陣営。カルソニック平峰とリアライズ平手の勢いと課題【第4戦富士決勝】

 優勝は37号車KeePer TOM’S GRスープラに奪われたものの、レース序盤から24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがトップを奪い、後半は12号車カルソニック IMPUL Zがトップを争うなど、富士を得意とするGRスープラとがっぷり四つに渡る戦いを見せたニッサンZ勢。2位を獲得した12号車、そして3位の24号車の手応えとともに、Z勢にとって今後の細かな課題も見えた一戦となった。

今季2勝目マークのタナク「僕たちに希望が与えられた」/WRC第8戦フィンランド デイ4後コメント

 8月7日、フィンランドのユバスキュラを中心に開催されたWRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・フィンランド』の競技最終日、デイ4のSS19~22が行われ、カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)との一騎打ちとなった首位争いを制したオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合優勝を飾った。4日(木)から計4日間にわたるラリーの全日程を終えたMスポーツ・フォード、ヒョンデ、トヨタの各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

F1、2022年第2四半期の収益は約1004億2000万円と発表。前年の同時期よりもおよそ49%増加

 F1は、2022年第2四半期の収益が2021年同期と比較して約49%増加し、7億4400万ドル(約1004億2000万円)と堅調だったことを発表した。

 新型コロナウイルスの世界的な大流行による収益減に見舞われたF1の財政面は、昨年以降着実な回復基調にある。2022年第1四半期に生み出された収益は3億6000万ドル(約485億9600万円)であり、これでグランプリレースの6カ月間の収益は11億400万ドル(約1538億8860万円)となった。

リンク&コーが突然の『WTCR即時撤退』を表明。WSC統括ロッティ代表「何の根拠も見つけられない」

 8月5~7日にフランス・アルザス地方に位置するアノー・デュ・ハンで開催された2022年WTCR世界ツーリングカー・カップ第7戦を前に、昨季のチャンピオンチームでもあるリンク&コー・シアン・レーシングがシリーズで使用されているグッドイヤーのコントロールタイヤに関する安全性の懸念が継続しているとして「今季WTCRプログラムの即時中止」と撤退をアナウンスした。これに対し、TCR規定を統括するWSCグループ代表のマルチェロ・ロッティや、シリーズプロモーターを務めるディスカバリー・スポーツイベント、そしてシリーズディレクターのジャン-バティスト・レイら関係者から驚きと疑念の声が数多く挙がっている。

 5月に開催されたドイツ・ニュルブルクリンクでの第2戦に端を発したこの問題は、ノルドシュライフェで走行を開始したホンダやリンク&コー陣営を中心に、タイヤの予期せぬパンクや層間剥離のような症状が頻発し、予選までを実施した段階でレース開催自体がキャンセルされる緊急事態となった。

地元フィンランド勢が奮闘も一歩及ばず「もうひとつのホーム、ラリージャパンでは必ず」豊田章男氏コメント全文

 WRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・フィンランド』閉幕後の8月8日、トヨタ自動車の社長でありTOYOTA GAZOO Racingのチームオーナーでもある豊田章男氏が、“ホームラリー”でダブル表彰台を獲得したトヨタWRCチームの活躍に対してコメントを発表した。

 例年どおり、ラリー・フィンランドの拠点となったユバスキュラは、ヤリ-マティ・ラトバラ率いるTOYOTA GAZOO Racing WRTのヘッドクォーターがある土地だ。これは同ラウンドがトヨタにとってホームラリーのひとつであることを意味する。

『2周早い』ハプニング乗り越え、SW99kgで6位獲得のリアライズGT-R「鈴鹿は対策済み」/第4戦GT300決勝

 2カ月ぶりに熱戦が展開された2022年スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』だが、各所では細かなアクシデントやトラブルが起きるなど、波乱含みの決勝レースにもなった。その中でGT300クラスのドライバーズランキング首位を快走するリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rも、1回目のピットストップでちょっとしたハプニングがあったが、無難に乗り切ってクラス6位入賞を獲得した。