世界戦昇格のオープナーはDRRが1-2。ロビン・ラーソンが“Gr.E”初代勝者に/NitroRX

 トラビス・パストラーナを発起人に、創設2年目となる2022年から当初計画どおり“グローバル・シリーズ”へと変貌を遂げた、北米発の『Nitro Rallycross(ナイトロ・ラリークロス/NitroRX)』開幕戦が、6月18~19日にイギリス・リデンヒルで開催され、ドレイヤー&レインボールド・レーシング(DRR)から参戦のロビン・ラーソンが、僚友アンドレアス・バッケルドを従えワン・ツー・フィニッシュを達成。モーター出力約800kW(約1070PS)、最大トルク1100Nmで、0-100km/h加速はわずか1.4秒。最高速は180マイル(約290km/h)をマークする、ワンメイク・フルエレクトリックSUVによる『グループE』クラスの初代ウイナーに輝いた。

 北米発のラリークロス・シリーズとして、実質的にGRCやARXの後継に位置付けられるNitroRXは、ラリーやラリークロス界のトップ選手として活躍するパストラーナが創設した新たなチャンピオンシップとして、2021年に本格的なシリーズ戦を開催。そのパストラーナが初代シリーズチャンピオンも獲得した。

メルセデスF1、イギリスGPでアップグレードを導入へ。シルバーストンに抱く控えめな期待

 メルセデスF1チームは、次戦F1イギリスGPにおいて、W13に新パーツを導入する予定であることを明らかにした。今シーズン、優勝争いに加わることができずにいるメルセデスは、マシンが抱える問題を解決し、可能な限りのパフォーマンスを引き出すことを目指している。

 第9戦カナダGPでは、ルイス・ハミルトンが3位、ジョージ・ラッセルが4位を獲得、ポジティブな結果ではあったが、レッドブルとフェラーリからは大きく離されていた。

シルバーストンでアルピーヌ育成のコルドウェルがF1マシン初走行「信じられないようなことで、言葉が出ない」

 アルピーヌアカデミーのメンバーであるオリ・コルドウェルは、シルバーストンでF1テストデビューを果たし、母国のコースでA521をドライブした。

 現在FIA F2選手権にカンポス・レーシングから参戦している20歳のコルドウェルは、午前と午後にかけて587kmの走行をこなした。A521のステアリングを握ったコルドウェルは、午前中はマシンの理解を深めてテストに慣れていき、午後にはペースを上げ、その日の走行計画を完了するためにアルピーヌのエンジニアたちと緊密に連携した。

TOYOTA GAZOO RacingがNLS参戦体制を発表。先行技術投入のLCとGR86でニュルに挑む

 TOYOTA GAZOO Racingは6月23日、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催されるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の第4戦および第6戦に参戦することを発表した。車両はレクサスLCとトヨタGR86の2台体制となり、ドライバーは全員日本人が務める。

ニッサン、来季からフォーミュラEへ参戦するマクラーレン・レーシングへのパワートレイン供給を発表

 ニッサンは6月23日、来シーズンよりABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するマクラーレン・レーシングとの技術パートナーシップを締結し、同チームにパワートレインを供給することを明らかにした。