パイクスピーク第100回大会はホンダ製2.1ターボ搭載車が連覇。注目のケン・ブロックは参戦中止に

 今回で記念すべき100回大会を迎えたPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムが、6月26日にアメリカ・コロラド州で開催され、ホンダ製の2.1リッター直列4気筒直噴ターボを搭載した『2018 ウルフTSC-FS』をドライブするイギリス出身のロビン・シュートがアンリミテッドクラスを制し、大会連覇を達成した。

 また、1400PSを誇る4WDポルシェ『Hoonipigasus(フーニピガサス)』を投入することで注目を集めたケン・ブロックは、公式練習での度重なるエンジントラブルにより無念の参戦中止に追い込まれたほか、北米現地で6月にデビューした新型『アキュラ・インテグラ』は、初の競技実戦となったエキシビジョンクラスで9位完走。最終型『アキュラ・NSXタイプS』も同クラス3位に入っている。

新型『アキュラ・インテグラ』がパイクスピークで実戦デビュー。最終型『NSXタイプS』も参戦へ

 ホンダの北米法人とアキュラ、そして現地のモータースポーツ活動を担うホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)は6月14日、今季で記念すべき100回大会を迎えるPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに向けた参戦体制を発表。6月26日の本戦には、現地でまもなく発売予定の新型『ホンダ・インテグラ』がモータースポーツ・デビューを飾るとともに、最終型『NSXタイプS』の参戦や大会オフィシャル・ペースカーを務めることをアナウンスした。

 HPDの開発エンジニアが主体となってステアリングを握るアキュラ・ブランドの全5台は、恒例のタイムアタック1クラスやエキシビションへの参戦を表明。そのうち各2台の『TLXタイプS』『NSXタイプS』とともにエントリーする新型『ホンダ・インテグラ』は、約16年ぶりにクーペスタイルを持つ5ドア・ノッチバックとして復活を遂げ、米国市場でこの6月からの販売が計画される。