ルーキーとのクラッシュに琢磨も激怒「考えられない。彼はイン側のエイペックスにも着いていない」

 4週間で5レースというNTTインディカー・シリーズ「地獄のロード」もこの第14戦ナッシュビルで終わりとなる。

 まるで日本のような三日間の蒸し暑さはドライバーたちを容赦なく苦しめた。そしてそこで生き残れるかどうかというサバイバルの度合いも、「地獄」と形容するに十分なレース展開だった。

イエロー8回のサバイバルレースをディクソンが制す。琢磨は貰い事故でリタイア/インディカー第14戦ナッシュビル

 7日に開催されたNTTインディカー・シリーズ第14戦ナッシュビル決勝レース。予選14番手からスタートしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が勝利し、今シーズン2勝目を挙げた。

 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、レース中盤に他車と接触しリタイアに終わっている。

ロッシが復活の勝利。琢磨は作戦で上位を走るも15位に/インディカー第13戦インディアナポリス決勝

 インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されたNTTインディカー・シリーズ第13戦。30日に決勝レースが行われ、2番手からスタートしたアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が3年ぶりの勝利を飾った。

 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は一時は上位を走行するも15位に終わっている。

ローゼンクヴィストが今季2度目のポール獲得/インディカー第13戦インディアナポリス予選

 インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されているNTTインディカー・シリーズ第13戦。29日に行われた予選は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)が今季2度目のポールポジションを獲得した。

 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、予選Q1で敗退し18番手から決勝レースに挑む。

優勝を狙った燃費走行も水の泡で佐藤琢磨は10位に「最後のイエローがなければ……」

 NTTインディカーシリーズ第11/12戦は、2年ぶり開催のアイオワでのダブルヘッダーとなった。コロナ禍後の開催とあって、主催者はイベントを盛り上げるためにダブルヘッダーの合間にコンサートを組み込んだり、金曜日のパドックを無料開放するなど大盤振る舞い。レース観戦チケットも売れ行きが良く、朝夕のローカルTVは頻繁にこのニュースを流していた。

オワードが今季2勝目。レースをリードしたニューガーデンは手痛いクラッシュで王者争いは混戦/インディカー第12戦アイオワ

 アイオワ・レースウェイでNTTインディカー・シリーズ・ダブルヘッダー戦。第12戦となるレース2の決勝レースが24日に行われ、パト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)が今季2勝目を飾った。

ペースが上がらずお手上げ状態の琢磨「明日はもっと良いレースができる」

 NTTインディカー・シリーズは後半戦に入り、第10戦トロントから4週間で5レースという超連戦。コロナ禍で大きくスケジュールが変更された2020年から、この流れが必要に迫られて生まれたが、なかなかの強行スケジュールが続いている。来年以降もこのインディカーのNASCAR化?は、進むかもしれない。

ニューガーデンがチャンピオンへ勢いづく今季4勝目。琢磨は次戦に希望/インディカー第11戦アイオワ

 アイオワ・スピードウェイで開催されているNTTインディカー・シリーズ。ダブルヘッダーの初戦となった第11戦は、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が勝利した。アイオワでの4勝目。今シーズンの4勝目だ。

驚速のパワーがダブルポール。琢磨も上位に/インディカー第11・12戦アイオワ予選

 ダブルヘッダーで開催されているNTTインディカー・シリーズ第11戦、第12戦。両レースのグリッドを決定する予選が23日に行われ、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がダブルポールポジションを獲得した。

歯車がかみ合わなかった3年ぶりのトロント戦。不完全燃焼の佐藤琢磨「もうなんて言って良いか言葉がない」

 NTTインディカー・シリーズは1週間のインターバルを置いて、第10戦カナダ・トロントに移動した。トロントでの開催はパンデミックの影響で2020年、2021年とキャンセルされており3年ぶりの開催となった。コースレイアウトも変わらず、やや懐かしさもあるトロントでどんなレースが展開されるだろうか。