【F1第11戦オーストリアGP予選】フェルスタッペン僅差の0.029秒差でポールポジション獲得 ルクレールが2位 メルセデス2台ともクラッシュ

レッドブルのホームサーキットでマックス フェルスタッペンがフェラーリの2台に肉薄されるも僅差で首位を獲得。一方、メルセデスのハミルトンとラッセルはバリアに激突! レッドブルのホームレース、シュピールベルグのレッドブルリン […]

F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第11戦オーストリアGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

ルクレール予選2番手「この5戦は悲惨だった。今度こそふさわしいポイントを手に入れたい」フェラーリ/F1第11戦

 2022年F1オーストリアGPの金曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、カルロス・サインツは3番手だった。Q3では2回の赤旗が出て、残り約2分半で再開された時点で、首位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手ルクレール、3番手サインツの順。最後のアタックラップで3人はそれぞれタイムを更新し、順位は変わらなかった。フェルスタッペンとのタイム差はルクレールは0.029秒、サインツは0.082秒という僅差の戦いだった。

フェラーリF1内に亀裂との報道をルクレールが否定「不本意な結果でもチームは団結」

 F1第10戦イギリスGPでシャルル・ルクレールがレースをリードしながら勝利を失った後、フェラーリチーム内に不協和音が生じているという報道を、ルクレールは打ち消した。

 モナコGPと同様、ルクレールはトップを走っていたものの、終盤のセーフティカー導入時のフェラーリの戦略判断によって首位の座を失ってしまった。セーフティカー導入中に、フェラーリは2番手を走行していたカルロス・サインツを呼び戻して新品のソフトタイヤに交換させ、ルクレールはハードタイヤのまま先頭でステイアウトさせた。しかし残り約10周というところでレースが再開されると、ルクレールは、タイヤのアドバンテージを持つサインツに抜かれてしまった。ルクレールは果敢に2番手のポジションを守ろうとしたが、最終的にレッドブルのセルジオ・ペレスとメルセデスのルイス・ハミルトンに追い抜かれ、優勝するはずだったレースを4位でフィニッシュした。

F1技術解説:第10戦(2)優勝を逃がすも最速だったアップグレード版レッドブルRB18

 2022年F1第10戦イギリスGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回「フロアのたわみを規制するFIAの意図と、抵抗するレッドブル&フェラーリ」に続く今回は、レッドブルとフェラーリが持ち込んだアップグレードを紹介する。

F1技術解説:第10戦(1)フロアのたわみを規制するFIAの意図と、抵抗するレッドブル&フェラーリ

 2022年F1第10戦イギリスGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、FIAがチームに送付した技術指令書がもたらす影響について語った。

 FIAは、ポーパシング/バウンシングがドライバーの健康や安全に大きな影響を及ぼすことを懸念し、カナダGP直前にこれを軽減するための技術指令書をチームに対して送った。しかし後に修正版が発表され、発効はフランスGPからと定められた。

【全ドライバー独自採点/F1第10戦】記憶に残るバトルを披露したハミルトンと、将来に光が見えてきたミック&周冠宇

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。雨の予選、身の毛がよだつクラッシ …

シーズンの流れを決めるサマーブレイク前の4戦とメルセデスの復調/スペイン人ライターのF1コラム

 F1は7月31日の第13戦ハンガリーGP終了後に1カ月のサマーブレイクに突入する。タイトル争いの趨勢が決まるのはまだ時期尚早だがアレックス・ガルシアはある予感がするという……。ヒートアップする7月の4戦と今後のタイトル争いの状況について語った。

———————————–

 私がこの文章を書いている間にも、F1は1年で一番多忙な時期に備えている。夏期休暇前の5週間の間に、シルバーストン、レッドブルリンク、ポール・リカール、ハンガロリンクで4戦が開催されるのだ。私はいろいろな意味ですべてが7月に決まるという気がしている。結局のところ、選手権の20%は非常に短い期間に開催される。だからこそ質問したいことがある。マックス・フェルスタッペンはすでに大差をつけているので、今シーズンのタイトルを間違いなく獲得すると言い切るのは時期尚早だろうか?そう、早すぎるだろう。では、この話は終わり!来月またお会いしよう!待って、まだあなたはそこにいる?では、もう少し議論してもいいかもしれない……。

フェラーリ新型LMHのシェイクダウンは「とてもポジティブ」とピエール・グイディ

 7月6日、フェラーリは2023年にデビューが予定されている新型ル・マン・ハイパーカー(LMH)のシェイクダウンを、イタリア・フィオラノのテストトラックで完了した。ファクトリードライバーのアレッサンドロ・ピエール・グイデ …

フェラーリ、LMH車両の全体像を初公開。フィオラノでのロールアウトも完了/WEC

 7月6日、フェラーリは、2023年のWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスに参戦するハイブリッド・プロトタイプのティザーイメージを公開した。開発作業が進むLMH車両はカモフラージュ柄に覆われた状態ではあるが、初めて全体 …