6年ぶりのル・マン参戦を果たしたDTM王者レネ・ラスト「今後はアウディの決断を待っている」

 6月11日〜12日に決勝レースが開催されたWEC世界耐久選手権第3戦、第90回ル・マン24時間耐久レース。WRTからLMP2クラスに参戦したアウディワークスドライバーのレネ・ラストは6年ぶりのル・マン参戦を果たしたが、ル・マン24時間の会場でひさびさのル・マン、そして将来のビジョンについて聞いた。

3冠王者レネ・ラストが今季初優勝。新人フェラーはDTM初勝利をマーク/第3戦イモラ

 6月18日から19日にかけてDTMドイツ・ツーリングカー選手権第3戦がイタリア、イモラ・サーキットで行われ、3度のシリーズ王者であるレネ・ラスト(チームABT/アウディR8 LMSエボII)が土曜のレース1で優勝。翌19日(日)のレース2では、ルーキーのリカルド・フェラー(ABTスポーツライン/アウディR8 LMS)がDTM初勝利を飾った。

 ポルトガルで開幕した2022年シーズンのDTMはドイツ・ラウジッツリンクでの第2戦を経てイタリアに移動。ティモ・グロック(チェッカート・レーシング/BMW M4 GT3)のスポット参戦が実現したこの第3戦は、イモラ・サーキットが戦いの舞台となった。

スタートでの接触に異なる見解示すLMP2上位勢「ありえない動き」「1年分の努力が水の泡」/ル・マン24時間

 ユナイテッド・オートスポーツUSAとチームWRTは、2022年ル・マン24時間レースのスタート時に1コーナーで発生したアクシデントを、ともに悔やんでいる。

 予選でLMP2クラス2番手となったウィル・オーウェンがドライブするユナイテッド・オートスポーツUSA22号車オレカ07・ギブソンは、スタートで右側にいたクラスポールの31号車WRTのレネ・ラストと、左側に浮上してきていたリアルチーム・バイWRTの41号車のフェルディナンド・ハプスブルクに挟まれる形となり、コース左側のグラベルへと埋まった。