立憲民主党の枝野幸男前代表は28日、さいたま市内で行った同党候補の応援演説で「日本がロシアや中国のようになるのではないか。これこそが目の前にある危機だ」と持論を述べた。ロシア国内の世論がプーチン大統領の暴挙を許しているのは野党がだらしないからだと語り、「今の日本も、野党のふりをして権力に尻尾を振…
今世紀中に異常干魃常態化 過去最大超が5年以上 環境研など世界初予測
チリ・サンチアゴの農場で見られたヤギの頭蓋骨。歴史的な干魃の中、同国では降雨量が低迷している=4月(ロイター) 地球温暖化の進行で顕著になっている干魃(かんばつ)が今世紀中にさらに深刻さを増し、異常な干魃状態が世界各国で常態化するとの予測を、国立環境研究所や東京大などの研究チームが28日、発表した。…
〈独自〉医療界がサイバー攻撃対策で新組織 厚労省と協力、年内にも
医療機関へのサイバー攻撃に対応するため、厚生労働省の協力の下、日本医師会など医療・製薬分野の関係団体が、サイバー情報を平時から独自に収集・分析する新組織を年内にも発足させることが26日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。政府は今後、全国の医療機関で患者情報などを共有するシステムの構築など…
<独自>中国、石垣沖で試掘か 日本の資源管理侵害
沖縄県・石垣島沖の日本の排他的経済水域で、クレーンを使用する中国の海洋調査船「東方紅3」=4日(第11管区海上保安本部提供) 6月上旬に沖縄県・石垣島北方の排他的経済水域(EEZ)内で活動が確認された中国の海洋調査船「東方紅3」が海底の堆積物を試掘した疑いが強いことが25日、政府関係者への取材で分…
【国際情勢分析】ロシア、制裁でも原油収入大幅増 米国が窮地の皮肉
ロシア中部のクラスノヤルスク北方に広がる油田(ロイター)ウクライナに侵攻したロシアに対して米欧が課した厳しい経済制裁を背景に、ロシア産原油の輸出量は減少しているにもかかわらず、ロシアの原油輸出収入は大幅に増えている。減少率を上回る割合で原油価格が高騰しているためだ。一方、米国ではガソリン価格が急…
群発地震、「地下水」が影響か
国土地理院などによると、19日に震度6弱の地震があった石川県珠洲(すず)市の観測点では、1年半で約4センチの隆起が確認され、周辺では1年以上も群発地震が起きている。専門家は、プレートの沈み込みとともに取り込まれた水が隆起の原因となり、地震を引き起こしているとの見方を示した。 気象庁によると、石川県能…
【古典個展】日露もし戦わば… 大阪大名誉教授・加地伸行
ロシアのウクライナ侵略は長期になりそうな気配である。もちろん、ロシアは核兵器を使えない。もし使うとすれば、世界中が非難し、プーチンは自滅する。ウクライナの抵抗の成功を祈るばかりである。 この侵略は他人事(ひとごと)ではない。わが国に対してロシアがその機会を窺(うかが)っている可能性はある。 となる…
【主張】侮辱罪の厳罰化 反対の理由が分からない
侮辱罪を厳罰化する改正刑法が成立した。インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策で、罰則に懲役や罰金が新たに加わった。 厳罰化が抑止効果につながることを期待し、自民、公明、日本維新の会や国民民主党は賛成したが、立憲民主党や共産党は反対した。 憲法が保障する表現の自由が制約され、政治家らへの正当な批判…
防衛次官人事で波紋 安倍・岸氏反対、政策参与起用で関与に道
17日の閣議で承認された防衛省の島田和久事務次官が退任する人事が政府・与党内で波紋を広げている。防衛省では島田氏が国家安全保障戦略など戦略3文書の改定作業が行われる年末まで留任すると目されていたからだ。人事を主導した首相官邸サイドは「就任2年での交代は慣例」と説明するが、首相当時、島田氏を秘書官…