途中判断が最終判断よりも優れていました。 オーストラリアのシドニー大学(The University of Sydney)で行われた研究により、私たちはディープフェイク技術で作られた人工の顔写真をみたときと本物の顔写真をみたときでは、脳で異なる神経活動が観察されることが発見されました。 人間はどの顔が本物でどの顔が偽物か…
スペースロケットの残骸が直撃する確率を計算–10年以内に死傷者が出る可能性は10%
2021年5月、SpaceXの「Crew Dragon Resilience」は大気圏に再突入する直前、軌道離脱噴射の前に重量を減らし、推進剤を節約するために、トランク(非与圧貨物の搭載部)を廃棄した。捨てられたResilienceの残骸はそのまま何カ月か地球を周回し、大気圏で燃え尽きる激動の最期へ向けて、ゆっくりと引き寄せられていった。…
養殖ウナギ放流、効果に疑問符 研究者「競争力低く大幅増困難」 | 毎日新聞
パイプの居場所をめぐる実験で、養殖ウナギ(手前)との競争に勝った天然ウナギ=脇谷量子郎・東京大特任研究員提供 河川に放流した養殖ウナギは天然ウナギに負ける――。中央大や東京大などの研究チームは、貴重な資源を増やそうと全国で実施されている養殖ウナギの放流の効果に疑問を投げかける研究成果を発表した。 ウ…
数学界の最高栄誉「フィールズ賞」受賞者の頭脳と胸中、日本人数学者と賞の歴史
2人目の女性受賞者となったマリーナ・ビャゾウスカ教授(7月5日、ヘルシンキ) Vesa Moilanen/Lehtikuva via REUTERS <フィールズ賞について概観するとともに、4人の受賞者の業績と人柄、数学に向き合うスタンスを紹介する。過去には3人の日本人が受賞> 国際数学連合(IMU)は5日、数学界で最も歴史と権威を持つ賞で…
日本でイノベーションが起きない「根本的な誤解」 内田氏が警鐘
ボストン コンサルティング グループ日本代表を務めた後、早稲田大学ビジネススクール教授を務めた内田和成氏が2022年3月に退任した。同年4月に、これまでの研究結果をまとめた『イノベーションの競争戦略』(東洋経済新報社)を上梓した。本連載では新著で示された視座を基に、共著者の岩井琢磨氏と共に「イノベーショ…
北半球でよく見られるキノコが「1万7000以上の性別」を持っている可能性があると判明
by Urmas Ojango 人間を含む多くの動物は生物学的にオスとメスの2つの性別を持っているとされていますが、中には4つの性別を持つ鳥も存在するなど、自然界の性別は2つだけではありません。新たな研究では、北半球で一般的に生息しているキノコがなんと「1万7000以上の性別」を持っている可能性があると報告されています…
ナツメイカが深海で大量の卵をユラユラ運ぶ様子を収めた貴重なムービーが公開される
アメリカ・カリフォルニア州にある民間の非営利海洋学研究センターのモントレー湾水族館研究所(MBARI)が、アオリイカやケンサキイカ、ヤリイカと同じツツイカ目に属するナツメイカが深海をユラユラ泳ぎながら自身の産んだ卵を運ぶ様子を収めた貴重な動画を撮影することに成功しました。 Rare Deep-Sea Video Shows a Squ…
食べ物の味と見た目を変える装置、明大が開発 「牛乳→カニクリームコロッケ」などに変身 「エリンギ→毒キノコ」も
明治大学は7月8日、食べ物の味と見た目を変える装置「TTTV2」を開発したと発表した。甘味や酸味、塩味、苦味、うま味などの基本五味や辛味などを感じさせる液体を混ぜ、食べ物に噴霧することで、その味を変えるという。研究チームでは牛乳をカニクリームコロッケの味に変えることに成功したとしている。 装置ではまず、…
「性のアインシュタイン」と呼ばれた医師、ナチスが燃やした蔵書
ナチス政権下で、ドイツの医師マグヌス・ヒルシュフェルトの性科学研究所は略奪に遭い、図書室は焼かれた。それから数十年後、歴史家やLGBTQ活動家たちが世界中を回り、失われた蔵書の一部を取り戻そうとしている。(PHOTOGRAPH VIA ULLSTEIN BILD/GETTY) 1990年、カナダのバンクーバーでのこと。当時学生だったアダム…
【ザ・インタビュー】理系人間よ、メディアに来たれ 同志社大助教 桝太一さん著『桝太一が聞く 科学の伝え方』
「科学に興味のない無関心層に科学的な情報をどう届けるかが課題。新聞とテレビはそれができるメディア」と話す桝太一さん(飯田英男撮影) 「サイエンスコミュニケーションについてもっと深く考えて実践したい」と日本テレビを3月に退社、大学の研究員となった。文部科学省によると、サイエンスコミュニケーションは、…