物理攻撃も心理攻撃も…ロシア「ハイブリッド戦」の思想を読み解く

ロシアとウクライナの戦争は開戦から5か月が経過した。サイバー戦や情報戦など21世紀の「新しい戦争」はどう繰り広げられたのか。自衛隊時代、サイバー防衛隊の創設にも携わった佐々木孝博さん(広島大学、東海大学客員教授)はロシア

プーチンの苦戦を招いたアメリカのサイバー作戦と経済安全保障

ロシアとウクライナの戦争は開戦から5か月が経過した。サイバー戦や情報戦など21世紀の「新しい戦争」はどう繰り広げられたのか。日本の守りの今後を考えるため、自衛隊時代、サイバー防衛隊の創設にも携わった佐々木孝博さん(広島大

ハウステンボス、香港の投資会社に売却へ 〜ネットで強まる中国警戒論

長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」の経営権が香港の投資会社などに売却される見通しであることが21日、明らかになった。 この日の朝刊で売却の動きをスクープした読売新聞によると、ハウステンボス株の66.7%を

岸田首相に決断の時…IEA「50年までに世界で2倍の原発能力必要」、サハリン2“接収”も追い打ち

国際エネルギー機関(IEA)は6月30日、各国政府が目標に据える、2050年までに「ゼロエミッション」を達成するためには、世界の原子力発電能力を現在の2倍に引き上げる必要があるとの報告書を発表した。 小型モジュール炉など

政治経済の「台湾モデル」見習うべきは、オードリー・タンよりも彼を生み出すシステム

経済安全保障の時代が到来し、台湾の半導体産業の躍進ぶりが日本でも注目を集めている。コロナ対策では蔡英文総統がリーダーシップを発揮し、DXはデジタル担当相のオードリー・タン氏が一躍名を馳せた。 日本人はこれまで台湾を「ロー

キリン、ミャンマーから苦渋の撤退も、ユニクロより早かった「英断」

キリンホールディングス(HD)は30日、ミャンマー国軍系企業と合弁で運営するビール会社、ミャンマー・ブルワリー(MBL)の全保有株式をMBLに売却することを発表した。同社は2015年、MBLに51%を出資して子会社化した

これこそ参院選の争点に!日本人が死活問題なのに知らなすぎる、海外での「知財」攻防戦

参院選が22日公示されたが、日本では相変わらず知的財産権に関しては大きな争点にはなりそうにない。日本の知的財産権収入はコロナ禍で海外自動車子会社からのライセンスフィーが減少して大きく落ち込んだものの、今後日本の食い扶持を

トヨタが「権力」に近づく2つの要因 〜 地政学リスクと世襲問題

昨日も述べたように、岸田首相が近く現職首相として異例のトヨタ本社訪問する見通しとなった。昨年の衆院解散時にはトヨタ労組出身の古本伸一郎氏が突如引退を表明し、自民党候補に小選挙区の議席を譲る事態に--。トヨタがこのように「

「中露の情報工作を無力化せよ」EU・台湾が注力するファクトチェック政策

「制脳権」の争いとも言われる情報戦で飛び交う「ディスインフォメーション」に、日本はどう備えればいいのか。笹川平和財団安全保障研究グループ研究員で、サイバー安全保障に関する政策提言の取りまとめにも参画した長迫智子さんへのイ