「狙ったとおりのレースができた」岩佐歩夢の初優勝は、チームの自信にもなった大きな1勝/FIA-F2第9戦(2)

 ポール・リカール・サーキットで開催された2022年FIA F2第9戦ル・キャステレのフィーチャーレース(決勝レース2)で、F2初優勝を飾った岩佐歩夢(ダムス)。ピットアウト後、事実上のトップに立った岩佐は「フルプッシュ」で走行し、狙いどおりのレースができたという。なかなか結果に結びつかないレースが続いたが、今回の勝利は「チームと一緒に成長できているという意味で、僕達にとってこの優勝は大きな1勝となった」と語った。

「とにかく嬉しいに限る」岩佐歩夢が初優勝。クルマが改善し、リスタート後もプッシュ可能に/FIA-F2第9戦(1)

 フランスのポール・リカール・サーキットで開催された2022年FIA F2第9戦ル・キャステレのフィーチャーレース(決勝レース2)で、2番手からスタートしたダムスの岩佐歩夢が初優勝を飾った。岩佐はレースを振り返って、レース中は精神的な余裕がなかったことを明かした。その一方で、チームのメカニックが作業に取り組む姿勢を見て、ピットストップには自信を持っていたとも語った。

岩佐歩夢、FIA F2初優勝は「最高の気分。フランスF4の経験が活きた」第9戦ル・キャステレ レース2 トップ3コメント

 7月24日、2022年FIA F2の第9戦ル・キャステレのフィーチャーレース(決勝レース2)がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、今シーズンからFIA F2に参戦するホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢(ダムス)がFIA F2初優勝を飾た。2位にザウバー育成のテオ・プルシェール(ARTグランプリ)、3位にメルセデス育成のフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)が続いた。

 これまで手が届きそうで届かなかった初優勝をついに手にした岩佐は「最高の気分です」と、レース2終了後の記者会見で語った。

【順位結果】2022年FIA F2第9戦ル・キャステレ レース2

 7月24日、2022年FIA F2第9戦ル・キャステレのフィーチャーレース(決勝レース2)がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、ホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢(ダムス)がFIA F2初優勝を飾った。

【速報】岩佐歩夢がFIA F2初優勝。ポール・リカールに君が代が流れる【第9戦ル・キャステレ レース2】

 7月24日、2022年FIA F2第9戦ル・キャステレのフィーチャーレース(決勝レース2)がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、ホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢(ダムス)がFIA F2初優勝を飾った。

不調を乗り越え「一歩前進」とローソン。FIA F2第9戦ル・キャステレ レース1 トップ2コメント

 現地時間7月23日、2022年FIA F2の第9戦ル・キャステレのスプリントレース(決勝レース1)がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、レッドブル育成のリアム・ローソン(カーリン)が今季2勝目を飾った。2位に同じくレッドブル育成のユアン・ダルバラ(プレマ・レーシング)が続いた。3位にはテオ・プルシェール(ARTグランプリ)が入ったが、レース後に5秒加算ペナルティを受け7位に後退。そのため繰り上げでシリーズランキングトップを独走するフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が3位獲得となった。

 第2戦ジェッダ以来の優勝となったローソンは「この勝利はとても重要だ」と語り始めた。

【追記】チェッカー後に4台にペナルティ。岩佐歩夢は6位、佐藤万璃音は9位に【FIA F2第9戦ル・キャステレ レース1】

 7月23日、2022年FIA F2第9戦ル・キャステレのスプリントレース(決勝レース1)がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、レッドブル育成のリアム・ローソン(カーリン)が今季2勝目を飾った。日本勢の岩佐歩夢(ダムス)は、上位勢にペナルティが相次いだこともあり、最終結果は6位でポイントを獲得。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は9位となった。

岩佐歩夢、0.006秒差の2番手。レース2のフロントロウ獲得【順位結果/FIA F2第9戦ル・キャステレ予選】

 7月22日、2022年FIA F2第9戦ル・キャステレの公式予選がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、ウイリアムズ育成のローガン・サージェント(カーリン)が最速タイムを記録し、決勝レース2のポールポジションを獲得した。ホンダ&レッドブル育成の岩佐歩夢(ダムス)は0.006秒遅れの2番手。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は12番手で予選を終えている。

佐藤万璃音、FIA F2シュピールベルク戦も不運の連鎖に「チームも自分もポテンシャルを発揮できず」

 7月9〜10日、オーストリアのレッドブルリンクで行われたFIA-F2第8ラウンドのシュピールベルク戦。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は、このラウンドでもさまざまな不運に見舞われ、速さはみせたもののレース2で16位という結果に終わった。

【追記】フェルシュフォーが失格&ダルバラにペナルティ。サージェントが優勝に【FIA F2第8戦シュピールベルク レース2】

 7月10日、2022年FIA F2第8戦シュピールベルクのフィーチャーレース(決勝レース2)がオーストリアのレッドブルリンクで開催され、ウエット路面でのスタートとなったなか、ドライタイヤスタートを選択したリチャード・フェルシュフォー(トライデント)がトップでチェッカーを受けた。

 しかし、レース後の車検で燃料サンプルを0.8kg採取される必要があったフェルシュフォーの車両だったが、採取できたサンプルは31.3gだったため失格に。また、2番手でチェッカーを受けたユアン・ダルバラ(プレマ・レーシング)だは、スタート前にエンジン冷却用のファン用いてグリッド路面を直接乾燥させた行為がスポーティングレギュレーション違反と判断され、20秒のタイムペナルティが課せられた。これで3番手でチェッカーを受けたローガン・サージェント(カーリン)が優勝となった。