スパ24時間でクラス表彰台を獲得した富田竜一郎に聞く「気分良く走ることができた」

 7月26〜31日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されたインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/ファナテック・GTワールドチャレンジヨーロッパ第7戦、第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の決勝レース。チームWRTの33号車アウディR8 LMSエボIIをドライブし2年目の挑戦を果たした富田竜一郎は、序盤のアクシデントでの遅れから挽回し、総合24位/クラス2位表彰台を獲得した。そんな富田にスパ24時間挑戦について聞いた。

バレンティーノ・ロッシ、2023年もGTWCヨーロッパ参戦を希望「将来的にはル・マンに出たい」

 元MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシは、今季デビューしたファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSに、2023年も引き続き参戦することを期待しており、「90%」の確率で復帰することを明言している。

 MotoGPで7度の世界チャンピオンに輝いたロッシは、今年初めてGTレースでフルシーズンを過ごし、チームWRTが運営する『アウディR8 LMSエボII』でスプリントカップとエンデュランスカップの両方に参戦中だ。

【動画】2022年IGTC第2戦/GTWCヨーロッパ第7戦スパ24時間 決勝ハイライト

 7月30日から翌31日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』決勝レースのダイジェスト動画が、SROモータースポーツ・グループの公式Youtubeチャンネル『GTWorld』で公開されている。

 この動画はIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦、およびファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催された24時間(1440分)レースを60分の1サイズに凝縮したもの。7月最後の週末にまる1日かけて争われた白熱の戦いを24分で振り返ることが可能となっている。

最後尾から一時首位に浮上したKCMGポルシェ、優勝を争う終盤に「ペースがなかった」/スパ24時間

 KCMGから2022年のトタルエナジーズ・スパ24時間に参戦したローレンス・ファントールは、グリッド最後尾の66番手から追い上げをみせた47号車ポルシェ911 GT3 Rが同レースの総合優勝に挑戦するには、終盤に「ペースが足りなかった」と語った。

 木曜日の予選でニック・タンディとファントールがブレーキングトラブルによりラップタイムを出せなかったため、デニス・オルセンを加えたKCMGのトリオは決勝に向けて大きな課題を抱えることになった。具体的には47号車ポルシェは、プロクラスのライバルたちから大きく離れたグリッドの最後尾、総合66番手からレースを開始することになったのだ。

“爆弾”は2位のAMGにも。女性ドライバー5名がクラス優勝etc.【スパ24時間 決勝後Topics】

 7月28日から31日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた『トタルエナジーズ・スパ24時間』は、88号車メルセデスAMG GT3(AMGチーム・アコーディスASP)の勝利で幕を閉じた。2022年シーズンのIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催された同イベント決勝後のトピックスを紹介する。

■IGTC/GTWCヨーロッパのポイントランキング動向

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 メルセデスAMGは、第74回トタルエナジーズ・パ24時間レースでアコーディスASPチームの88号車AMG GT3が優勝したことで、IGTCのメーカーランキングで大きなリードを確立した。同陣営は開幕戦バサースト12時間でも勝利しており、今季はここまで2戦2勝としている。

チームWRT、13年にわたるアウディとの関係を2022年限りで終了へ。LMDhではBMWとタッグか

 ベルギーのチームWRTは8月2日、2022年をもってGTレースにおけるアウディとのパートナーシップを終了すると発表した。2010年のチーム設立以来、13シーズンにわたってアウディのGTマシンを世界中で走らせ、アウディGTレースのの代名詞的存在ともなっていたWRTは、大きな節目を迎えることになる。

 同チームはその声明のなかで、GT3やWEC世界耐久選手権での活動については継続し、「レースの旅の新たなチャプター(章)に取り組む」と付け加えている。

リタイア寸前だった88号車メルセデスAMG、ペダルボックスの問題を赤旗中に対処/スパ24時間

 7月30日から31日にかけて、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催された第74回トタルエナジーズ・スパ24時間。“世界三大耐久レース”のひとつに数えられる同レースで優勝したダニエル・ジュンカデラは、トップフィニッシュを果たした88号車メルセデスAMG GT3(AMGチーム・アコーディスASP)がリタイアの危機にあったことを明らかにした。

 ラファエル・マルチェッロ、ジュール・グーノンとともに24時間レースを戦ったジュンカデラは、週末に行われたイベントでメルセデスAMGに2013年以来、9年ぶりとなる総合優勝をもたらした。

M4 GT3は扱いやすいとBMWのイェロリー「パンクさえなければ優勝できたと思う」/スパ24時間

 ローヴェ・レーシングから2022年トタルエナジーズ・スパ24時間に参戦したニック・イェローリは、98号車BMW M3 GT3がレースの終盤にタイヤのパンクに見舞われるまで、「優勝を争うことができた」と感じていると語った。

 このイギリス人ドライバーがフィニッシュまで残り2時間の時点で総合3番手を走行していたとき、98号車BMWはプーオンの進入で突然姿勢を乱した。その原因はピレリ製の右リヤタイヤのパンクにあり、ピットまでスロー走行を強いられたことが同車を表彰台から遠ざけ、総合6位でレースを終える要因となった。

メルセデスAMG、2013年以来9年ぶりのスパ24時間優勝。ASPとゲットスピードで1-2達成

 7月31日、ベルギーが誇る伝統のグランプリサーキット、スパ・フランコルシャンで第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の決勝レースが行われ、ラファエル・マルチェッロ/ダニエル・ジュンカデラ/ジュール・グーノン/組88号車メルセデスAMG GT3(AMGチーム・アコーディスASP)が総合優勝を果たした。

 2022年シーズンのIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦、およびGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として7月28日から開催されているスパ24時間。決勝レースは、30日土曜の定刻16時45分にスタートが切られ、グリッドに並んだ計66台のマシンが24時間後のフィニッシュを目指して走り出した。

BMWローヴェがワン・ツー体制を築き、赤旗も挟んだレースを折り返す【スパ24時間 途中経過】

 7月30日にスタートが切られた第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』は決勝レースの折り返しとなる12時間が経過した。現地31日(日)4時45分を回った時点での総合首位はニッキー・キャツバーグ/アウグスト・ファーフス/フランク・イェロリー組98号車BMW M4 GT3(ローヴェ・レーシング)。総合2番手には同じくBMW M4 GT3の50号車(BMWジュニア・チーム・ウィズ・ローヴェ)がつけている。

 ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている2022年のスパ24時間。66台のマシンがグリッドに着いた決勝レースは土曜日の16時45分、晴天の下ドライコンディションでスタートが切られた。