7度のF1王者ミハエル・シューマッハー、F1キャリアと慈善活動が称えられ、出身州から表彰。授賞式に家族が出席

 ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州は、同州出身で7度のF1世界チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハーに名誉ある州賞を授けた。ケルンのモーターワールドで行われた授賞式において家族が賞を受け取った。

 ノルトライン=ヴェストファーレン州が民間人に授与する賞として最も権威あるこの賞は、年に一度、授与が行われる。シューマッハーは、F1における傑出した業績と慈善活動が評価されて受賞した。

クラッシュのルクレールを批判から守るフェラーリF1代表「タイトル争いは終わっていない。残りを全勝する気持ちで戦う」

 フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、フランスGP決勝の2時間後にひとりで報道陣に向き合った。フェラーリは通常、レース結果にかかわらず、レース後の会見にドライバーも同席させるので、これは珍しいことだった。今回、ビノットには伝えたい強いメッセージがあり、また、シャルル・ルクレールやカルロス・サインツが質問攻めにされる事態を避けたいという思いもあったのだろう。

【SNS特集】F1フランスGP:31年前のフランス人跳ね馬コンビ。ルクレールの悲痛な「NOOOOOOO!!」

 ようやくマシンのアップグレードを持ち込み、今シーズン3度目の予選Q3進出を果たしたアルファタウリF1の角田裕毅だったが、オープニングラップでアルピーヌF1のエステバン・オコンに追突され最後尾まで後退。2連勝に向けトップ快走中だったフェラーリF1シャルル・ルクレールは自らのミスでコースオフ、レースを失った……。南仏ル・キャステレの週末をドライバーや関係者のSNSで振り返る。

レッドブルF1代表、両選手権での大量リードに驚喜「予想もしないこと。今季マシン開発へのシフトは我々が一番遅かった」

 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、チームが今年ここまでに収めている好結果は予想をはるかに上回るものであると語った。F1技術レギュレーションが大きく変更される2022年を前に、昨年、レッドブルとメルセデスとのタイトル争いが最終戦まで続いたため、レッドブルは今季型マシンへの開発に完全にシフトするのが遅れた。それにもかかわらず、現在、ドライバーズ選手権、コンストラクターズ選手権を、大差でリードしているのだ。

アルピーヌCEO、ピアストリを他チームに貸し出すことに前向きな姿勢を示す。ウイリアムズF1との協議がスタートか

 アルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシは、現ドライバーのフェルナンド・アロンソとリザーブドライバーのオスカー・ピアストリのふたりが、チームは違っても2023年にF1でレースをするだろうと確信している。

 エステバン・オコンはアルピーヌと2024年まで契約しているが、アロンソとアルピーヌの契約は今年末に切れる。チームもアロンソも双方が契約延長の希望を表明しているため、現状を考えると、高い評価を受けているピアストリは必然的に2023年はアルピーヌのシートを得られないだろう。

メルセデス代表、2023年にデ・フリースをF1へ昇格させられない場合は「彼を手放す必要がある」と認める

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、ポール・リカールで行われたF1第12戦フランスGPのフリー走行1回目で完璧な走りを見せたニック・デ・フリースを称賛したが、2023年のF1契約ができなければデ・フリースを手放す必要があると語った。

 デ・フリースは、フランスGPのFP1でルイス・ハミルトンのW13をドライブした。今シーズンFIAは、少なくとも2回のフリー走行で若手ドライバーを走らせることをチームに義務付けているためだ。

バトル中の急ブレーキに「不意討ちを食らった」とベッテル。ストロールはスナップしたと説明/F1第12戦

 アストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルは、2022年F1第12戦フランスGP決勝の最終コーナーで、チームメイトのランス・ストロールが突然行ったブレーキ操作に「不意討ちをくらった」が、「どちらにしてもチームにとってポイントは同じ」と語り、チームメイトの気まぐれな行為を受け流した。

 ストロールは、予選でベッテルよりもポジションが3つ後ろの17番手だったが(他車のペナルティによりスタートは15番グリッドから)、決勝のオープニングラップで一気に10番手へと順位を上げ、51周のレースの残りでそのポジションを維持し続けた。

ラッセル、ペレスとのバトル中に無線で声をかけた代表に感謝「みんな感情が高ぶっていたと思う」/F1第12戦

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1第12戦フランスGPでセルジオ・ペレス(レッドブル)とのバトルが熾烈を極めるなか、チーム代表のトト・ウォルフの声を無線で聞けたことに感謝していると述べている。

 レースの最後の10周で、ラッセルはペレスに狙いをつけたが、なかなか追い抜くことができなかった。ラッセルがミストラル・シケインでペレスのイン側を走行したせいで、ふたりは軽く接触し、ペレスはそのまままっすぐ進まざるを得なかった。ラッセルは、コーナーのスペースは自分のもので、ペレスはポジションを譲るべきだったと無線で主張した。しかしメルセデスはこれに同意せず、それはスチュワードも同様だった。スチュワードはこの動きを調査したが、結局何の措置も取ることはなかった。