ランボルギーニ、スパ24時間で初ポール獲得。立役者のカルダレッリ「やりがいがあった」

 7月29日にスパ・フランコルシャン・サーキットで行われたスーパーポールを制し、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦『トタルエナジーズ・スパ24時間』の総合ポールポジションを獲得したアンドレア・カルダレッリ(オレンジ1・KPAXレーシング)は、ランボルギーニ社にとって初となった同イベントでの快挙に対し「本当にやりがいがあった」と語った。

 28日木曜に実施された予選のQ3セッションで6番手タイムを記録したカルダレッリは、翌29日金曜のスーパーポールで6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボを駆り、2分16秒221という全体ベストタイムマーク。30日土曜から始まる決勝レースのグリッド最前列を確保した。

カルダレッリ駆る6号車ランボルギーニがスパ24時間のポール獲得。トップ3に3メーカーが並ぶ

 7月29日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている『トタルエナジーズ・スパ24時間』のスーパーポールが行われ、予選で20台に絞られたマシンの中で最速タイムを記録したアンドレア・カルダレッリ駆る6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ(オレンジ1・KPAXレーシング)が第74回大会のポールシッターとなった。

 28日(木)に実施された予選で、各チーム3~4名のドライバーが出した平均タイムでベスト20に入ったマシンのみが進出を許されたこのシュートアウトセッションでは、暫定20番手となったクルマから順にコースインし、1名のドライバーが3回までのアタックの中で記録したベストタイムで決勝のグリッドが決定する。

バレンティーノ・ロッシに罰金。タイヤトラブルを懸念するランボルギーニetc.【スパ24時間 木曜Topics】

 7月28日から31日にかけて、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されている第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』。今大会にまつわる各種情報を、予選が行われた木曜のパドックからお届けする。

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 直前のレースルール変更に伴い、セーフティカー導入時のフルコースイエロー(FCY)が廃止された。FCYはアクシデントが発生した際に、すべてのクルマが80km/h以下に減速することを要求するもの。

アイアン・リンクス、予選1-2でスーパーポール進出。カルダレッリ組ウラカンが3番手/スパ24時間

 7月28日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている、第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の予選がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、アイアン・リンクスの71号車フェラーリ488 GT3エボが最速タイムをマーク。姉妹車51号車が続き、フェラーリ勢がワン・ツーで、金曜日に実施されるスーパーポール進出を決めた。

 アントニオ・フォコ、ダニエル・セラ、ダビデ・リゴンの3名は、各15分間の4つのセッションのうちの3つでそれぞれアタックを行い、平均タイムで最速となる2分16秒920を記録した。これは予選2番手につけた僚友ミゲル・モリーナ/ジェームズ・カラード/ニクラス・ニールセン組71号車よりも0.178秒速いものだった。

フェラーリ新型GT3が登場予定。BoP調整でポルシェは10kg増etc.【スパ24時間 水曜Topics】

 7月28日から31日にかけて、ベルギーで開催される第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の直前情報をスパ・フランコルシャン・サーキットのパドック、およびGTカーによるパレードが行われたスパ市街からお届けする。

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 既報のとおり、新型コロナウイルス感染症に係る制限のため、2020年と2021年は開催が見送られた恒例のパレードが3年ぶりに復活を果たし、27日水曜に実施された。この催しでは本戦に出場するほぼすべてのGT3マシンと、マセラティMC12 GT1などのクラシックGTカー、サポートレースに出場するGT2、GT4、スーパートロフェオのマシンなどがサーキットからスパ市街地までの約6マイル(約10km)を往復した。

元ベントレー・ボイーズのマキシム・スーレ、スパ24時間でコンチネンタルGT3をドライブへ

 元ベントレー・ワークスドライバーのマキシム・スーレが、7月28~31日にスパ・フランコルシャンで開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間で、ベントレー・コンチネンタルGT3のステアリングを握ることになった。

 7月26日に39歳の誕生日を迎えたベルギー人ドライバーは、今週末に行われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパおよびIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ最大のイベントである24時間レースに参戦するCMRのプロ・アマラインアップのひとりとして、同チームの最終メンバーに決定した。

ポルシェ917 LHをイメージ。GPXレーシング、スパ24時間用の復刻版マルティニカラー公開

 GPXマルティニ・レーシングは、今週末のトタルエナジーズ・スパ24時間に向けて、マルティニ・レーシングのポルシェ917 LHにインスパイアされた特別な復刻リバリーを発表した。

 2019年のスパ24時間を制した同チームは、週末のレースをミカエル・クリステンセン、リヒャルト・リエツ、ケビン・エストーレという3名のポルシェドライバーを擁し、ポルシェ911 GT3 RでGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのハイライトとなる24時間レースを戦う予定だ。

王者アウディ32号車が週末2連勝。日曜はロッシがスプリント初のトップ5入り/GTWC第6戦

 7月2~3日、イタリアのミサノ・サーキットでファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第6戦が行われ、チームWRTの32号車アウディR8 LMSエボII(シャルル・ウィーツ/ドリス・ファントール組)が土曜のレース …

WRTペアがザントフォールトで先制も、メルセデスのマルチェッロが逆転/GTWCヨーロッパ第5戦

 6月18~19日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの第5戦がオランダ、ザントフォールトで開催され、チームWRTの32号車アウディR8 LMSエボII(シャルル・ウィーツ/ドイス・ファントール組)土曜のレース1を制した。一方、翌19日の日曜に行われたレース2では、アコーディスASPチームが走らせる89号車メルセデスAMG GT3(ラファエル・マルチェッロ/ティムール・ボグスラフスキ組)がポール・トゥ・ウインを飾っている。

 シリーズを構成するふたつの選手権のひとつであるスプリントカップ。週末に60分のタイムレースを2回実施する同カップは年間5戦が行われ、今戦はちょうど折り返しのラウンドとなった。