カルダレッリ駆る6号車ランボルギーニがスパ24時間のポール獲得。トップ3に3メーカーが並ぶ

 7月29日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている『トタルエナジーズ・スパ24時間』のスーパーポールが行われ、予選で20台に絞られたマシンの中で最速タイムを記録したアンドレア・カルダレッリ駆る6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ(オレンジ1・KPAXレーシング)が第74回大会のポールシッターとなった。

 28日(木)に実施された予選で、各チーム3~4名のドライバーが出した平均タイムでベスト20に入ったマシンのみが進出を許されたこのシュートアウトセッションでは、暫定20番手となったクルマから順にコースインし、1名のドライバーが3回までのアタックの中で記録したベストタイムで決勝のグリッドが決定する。

バレンティーノ・ロッシに罰金。タイヤトラブルを懸念するランボルギーニetc.【スパ24時間 木曜Topics】

 7月28日から31日にかけて、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されている第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』。今大会にまつわる各種情報を、予選が行われた木曜のパドックからお届けする。

***
 直前のレースルール変更に伴い、セーフティカー導入時のフルコースイエロー(FCY)が廃止された。FCYはアクシデントが発生した際に、すべてのクルマが80km/h以下に減速することを要求するもの。

アイアン・リンクス、予選1-2でスーパーポール進出。カルダレッリ組ウラカンが3番手/スパ24時間

 7月28日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている、第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の予選がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、アイアン・リンクスの71号車フェラーリ488 GT3エボが最速タイムをマーク。姉妹車51号車が続き、フェラーリ勢がワン・ツーで、金曜日に実施されるスーパーポール進出を決めた。

 アントニオ・フォコ、ダニエル・セラ、ダビデ・リゴンの3名は、各15分間の4つのセッションのうちの3つでそれぞれアタックを行い、平均タイムで最速となる2分16秒920を記録した。これは予選2番手につけた僚友ミゲル・モリーナ/ジェームズ・カラード/ニクラス・ニールセン組71号車よりも0.178秒速いものだった。

フェラーリ新型GT3が登場予定。BoP調整でポルシェは10kg増etc.【スパ24時間 水曜Topics】

 7月28日から31日にかけて、ベルギーで開催される第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の直前情報をスパ・フランコルシャン・サーキットのパドック、およびGTカーによるパレードが行われたスパ市街からお届けする。

***
 既報のとおり、新型コロナウイルス感染症に係る制限のため、2020年と2021年は開催が見送られた恒例のパレードが3年ぶりに復活を果たし、27日水曜に実施された。この催しでは本戦に出場するほぼすべてのGT3マシンと、マセラティMC12 GT1などのクラシックGTカー、サポートレースに出場するGT2、GT4、スーパートロフェオのマシンなどがサーキットからスパ市街地までの約6マイル(約10km)を往復した。

元ベントレー・ボイーズのマキシム・スーレ、スパ24時間でコンチネンタルGT3をドライブへ

 元ベントレー・ワークスドライバーのマキシム・スーレが、7月28~31日にスパ・フランコルシャンで開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間で、ベントレー・コンチネンタルGT3のステアリングを握ることになった。

 7月26日に39歳の誕生日を迎えたベルギー人ドライバーは、今週末に行われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパおよびIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ最大のイベントである24時間レースに参戦するCMRのプロ・アマラインアップのひとりとして、同チームの最終メンバーに決定した。

ポルシェ917 LHをイメージ。GPXレーシング、スパ24時間用の復刻版マルティニカラー公開

 GPXマルティニ・レーシングは、今週末のトタルエナジーズ・スパ24時間に向けて、マルティニ・レーシングのポルシェ917 LHにインスパイアされた特別な復刻リバリーを発表した。

 2019年のスパ24時間を制した同チームは、週末のレースをミカエル・クリステンセン、リヒャルト・リエツ、ケビン・エストーレという3名のポルシェドライバーを擁し、ポルシェ911 GT3 RでGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのハイライトとなる24時間レースを戦う予定だ。

フェラーリ、ポルシェの加入が決定。2022年IGTC参戦GT3メーカーは合計5社に

 SROモータースポーツ・グループが主催するIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ・パワード・バイ・ピレリに、アウディスポーツ、ランボルギーニ、メルセデスAMGに加え、新たにフェラーリとポルシェも参戦することが確認され、シリーズに出場するGT3マニュファクチャラーは合計5社となった。

 5月に行われたIGTCの開幕戦バサースト12時間に続き、来週末に開催される第2戦トタルエナジーズ・スパ24時間では、5メーカーすべてが4台のエントリーを予定している。