大事故から復活のロバート・ウィケンス、同郷ウィルキンスとともにTCRで地元戦含む連勝を達成

 元F1テストドライバーとしてシングルシーターでの輝かしいキャリアを築いてきたカナダ出身のロバート・ウィケンスが、2018年にインディカーで遭遇した大事故の後、麻痺の残る体で懸命のリハビリに耐え、2022年には本格的にプロドライバーとして競技に復帰した。

 今季もブライアン・ハータ・オートスポーツ(BHA)の一員としてエントリーするIMSAのTCRカテゴリー、ミシュラン・パイロット・チャレンジの第5戦ワトキンス・グレンで待望の復活勝利をマークすると、続く第6戦カナディアンタイヤ・モータースポーツ・パーク(CTMP/モスポート)では予選不参加による最後尾スタートながら、まさかの大逆転劇で連勝を達成してみせた。