F1パワーユニット組立てノウハウ&信頼性を飛躍的に向上させたCT検査【ホンダのレース開発最前線/HRC内部公開1】

 今年4月にホンダF1を始めとした四輪開発部門がHRC(株式会社ホンダ・レーシング)に今年の4月の意向して2輪モータースポーツ部門と統一されて約5カ月経った8月頭、これまで秘匿とされた研究開発拠点HRC Sakuraがメディアに公開されることになった。F1パワーユニット(PU)の研究開発に製造組立、そして国内四輪モータースポーツの最高峰、スーパーGT500クラスのNSX-GTの開発の一部が明らかになった。HRCの内部を、全4回に渡ってお届けする。最初にお伝えするのは、現在はレッドブル・パワートレーンズに製造供給しているホンダ/HRCのF1のパワーユニット、ICE(内燃エンジン)の組立と、パワーユニットの品質管理、精密検査を行うCT検査室について。

10月9日の『JAPAN LOTUS DAY 2022』でロータス・エヴォーラMCの展示/デモランが決定

 8月9日、エルシーアイは10月9日に静岡県の富士スピードウェイで開催されるロータスのイベント『JAPAN LOTUS DAY 2022』で、2015年〜2021年にスーパーGT GT300クラスで活躍したロータス・エヴォーラMCの展示、デモ走行が決まったと発表した。

JAF、2023年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧を発表。F1やWRC、WECの日本戦の日程も

 8月8日、JAF日本自動車連盟は、2023年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧を発表した。JAFからFIA国際自動車連盟に対し、2023年の開催スケジュールを申請したものの一覧となるが、スーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権のカレンダーに加え、国際格式レース/ラリーのカレンダー申請一覧が掲載されている。

スーパーGTの2023年カレンダー発表。全8戦とシリーズの大まかなスケジュールは変わらず

 8月8日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、JAF日本自動車連盟から2023年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧が発表されたことにともない、2023年のスーパーGT開催日程について発表した。全8戦のカレンダーは変わらず、2022年と近いカレンダーが組まれている。

富士でGRスープラと互角に張り合ったニッサンZ陣営。カルソニック平峰とリアライズ平手の勢いと課題【第4戦富士決勝】

 優勝は37号車KeePer TOM’S GRスープラに奪われたものの、レース序盤から24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがトップを奪い、後半は12号車カルソニック IMPUL Zがトップを争うなど、富士を得意とするGRスープラとがっぷり四つに渡る戦いを見せたニッサンZ勢。2位を獲得した12号車、そして3位の24号車の手応えとともに、Z勢にとって今後の細かな課題も見えた一戦となった。

『2周早い』ハプニング乗り越え、SW99kgで6位獲得のリアライズGT-R「鈴鹿は対策済み」/第4戦GT300決勝

 2カ月ぶりに熱戦が展開された2022年スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』だが、各所では細かなアクシデントやトラブルが起きるなど、波乱含みの決勝レースにもなった。その中でGT300クラスのドライバーズランキング首位を快走するリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rも、1回目のピットストップでちょっとしたハプニングがあったが、無難に乗り切ってクラス6位入賞を獲得した。

【第4戦GT500&GT300事件簿】まさかの走路外走行6回/突然のストップ原因etc.

 スタート前、各車がグリッドに着く頃にはコースを雨が濡らし、波乱の展開が予想されたスーパーGT第4戦富士。心配された雨の影響はほとんどなく、ビッグアクシデントやセーフティカー導入もない比較的クリーンなレースとなったが、いくつかのチームはアクシデントやトラブル、イレギュラーな事態に見舞われていた。

 ここでは、決勝終了後に取材できた範囲で、第4戦決勝中に起きた“イレギュラー案件”の真相に迫る。

■スーパーGTは「欧州とは違うところもある」とロベルト・メリ

「みんなの声援があったから最後まで粘りきることができた」と山内英輝【第4戦GT300決勝会見】

 富士スピードウェイで開催された2022スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』。8月7日に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。