ポルシェは、WEC世界耐久選手権第4戦モンツァ6時間レースにおける91号車ポルシェ911 RSR-19のドライバーとして、フレデリック・マコウィッキを起用すると発表した。
ポルシェGTチーム91号車のレギュラーを務めるリヒャルト・リエツが、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため。マコウィッキはジャンマリア・ブルーニとのコンビで、モンツァ戦に出場する。
ポルシェは走行初日となる7月8日の朝、リエツが体調不良のためWEC第4戦に参戦できない、とソーシャルメディア上で発表。
その後、WECのスチュワードが発行したエントリー変更を認めるブルテンにおいては、「リヒャルト・リーツは重度の症状があり、モンツァに向かう前にCOVID-19の検査に対し陽性反応を示した」と記されている。
また、この直前でのドライバーの変更は不可抗力によるものとスチュワードに判断されており、ポルシェに対して罰金は課せられないことがブルテンに明示されている。マコウィッキは現地時間金曜13時40分からのドライバーズ・ブリーフィングに間に合うよう、モンツァに到着する予定だ。
マコウィッキは6月に行われた第3戦ル・マン24時間レースで3人目のドライバーとして91号車陣営に加わっており、LMGTEプロクラスの優勝に貢献していた。
チームメイトの92号車では、従来からのシリーズエントリーどおり、ケビン・エストーレとミカエル・クリステンセンがステアリングを握ることとなっている。