6月23日から26日にかけて、ケニアのナイバシャ湖を中心にWRC世界ラリー選手権第6戦『サファリ・ラリー・ケニア』が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が2022年シーズン4度目となる総合優勝を飾った。そんな今戦、東アフリカのサバンナがラリーの舞台となった第6戦のダイジェスト動画が、シリーズのオフィシャルYouTubeチャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各公式チャンネルで公開されている。
昨シーズン、19年ぶりにWRCイベントとして復活した伝統のサファリ・ラリー。ステージの約3分の1が新しくなった今大会は、目の細かいグラベルが厚く積もった区間や、多数の岩が転がるとともに地面に穴が空いた箇所がある区間など、昨年以上に過酷な路面コンディションでの戦いに。また、競技3日目には降雨によってグラベルが泥状化し、ドライビングがより困難な状況となった。
非常にタフなコンディションとなったことで多くのマシンがトラブルやアクシデントに見舞われるなか、ロバンペラをはじめ、エルフィン・エバンス、勝田貴元らトヨタGRヤリス・ラリー1勢が躍進し今戦の表彰台を独占。さらに、デイ2最後のステージ(SS7)でのパンクによって遅れたセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)も総合4位でフィニッシュしたため、トヨタは1993年のサファリ以来、29年ぶりとなるワン・ツー・スリー・フォー・フィニッシュを飾っている。
公開中の各ダイジェスト動画では、そんなWRC第6戦ケニアの模様がまとめられており、これを見ればTGRが歴史的快挙を成し遂げた今戦を振りかえることができるはずだ。