フェルスタッペン、レッドブルRB18のアップグレードは「僕を中心に設計されているわけではない」と主張

 レッドブルのセルジオ・ペレスは、RB18の開発が「僕から離れていく」と主張したが、その後マックス・フェルスタッペンは、レッドブルのアップデートは自分に合うように「特別に設計された」ものではないと否定した。

 モナコでの素晴らしい勝利に見られたように、ペレスは2022年シーズンの力強いスタートを切ったが、フェルスタッペンと比較するとそのパフォーマンスは一段落ちてきている。ペレスは、RB18にあったアンダーステア気味の特性がアップデートで修正されたため、走行中の感触が悪くなったと感じていると認めた。以前の特徴はペレスのドライビングスタイルには合っていたが、フェルスタッペンの好みではなかったという。

勝田貴元、難コンディションのWRCエストニアで5位入賞。開幕から7戦連続でポイント獲得

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加している勝田貴元は7月14~17日、東欧エストニアのタルトゥを中心に開催されたWRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』に参戦し、総合5位でフィニッシュ。開幕から続く連続入賞ラウンド数を「7」に伸ばしている。

 2020年に初めてWRCとして開催されたラリー・エストニアは、地理的に近いフィンランドのWRCイベントと同様に、非常に速度域の高いグラベル(未舗装路)ラリーだ。一方、ステージの路面は全体的にフィンランドよりも軟らかく、再走ステージでは深い轍(わだち)が刻まれドライビングを難しいものにする。

メルセデスF1、2台クラッシュ後の修理の苦労を明かす「スペアが足りず、破損したパーツを利用してフロアを作成」

 メルセデスF1チームは、オーストリアGPの予選でルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルが相次いでクラッシュした後、2台のW13の大規模な修理をどのようにして成し遂げたかを明かした。時間的な制限があるだけでなく、スペアパーツが不足していたために、非常に苦労したという。

 レッドブルリンクでの金曜予選Q3で、最初にハミルトン、続いてラッセルがコースオフし、クラッシュした。マシンの損傷を調べたチームは、翌日のセッションに2台の修理を間に合わせるのは相当大変だということを知ったという。時間だけでなくスペアパーツにも制限があり、メルセデスは創造的な思考といくつかの妥協のもとにマシンの修復に取り組んだと、テクニカルディレクターのマイク・エリオットは説明している。

パフがポール・トゥ・ウインで4勝目。GTDはトップ車両が最終ラップでガス欠の波乱/IMSA第9戦

 7月16日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第9戦『FCPユーロ・ノースイースト・グランプリ』がアメリカ・コネチカット州のライムロック・パークで行われ、パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 GT3 R(マット・キャンベル/マシュー・ジャミネ組)が総合優勝を飾った。

 1周1.53マイル(約2.462km)のショートサーキットを舞台に行われた今戦は、GTDプロとGTDの2クラスのみが参加する“GTオンリー・イベント”のひとつ。この第9戦にはプロクラス5台、プロ・アマ10台の都合15台がエントリーした。

プジョー9X8、WEC富士前にもテスト実施へ。2023年のカスタマーへの供給は「歓迎」

 WEC世界耐久選手権第4戦モンツァ6時間レースで新型ル・マン・ハイパーカー『9X8』をデビューさせたプジョーは、2023年のWECとル・マン24時間レース参戦に向けたカスタマーチームや、追加資金をもたらすスポンサーを「歓迎する」としている。