サファリの走り出しはロバンペラ最速。20年ぶり参戦のローブが3番手/WRC第6戦ケニア

 6月22日、東アフリカのケニアでWRC世界ラリー選手権第6戦『サファリ・ラリー・ケニア』のシェイクダウンが行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がベストタイムをマークした。

 今季すでに3勝を挙げてドライバー選手権を独走している21歳のロバンペラ。彼はナイバシャ湖を望む全長5.40kmのステージ“ロルディア”で実施されたシェイクダウンで、選手権2番手につけるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)を0.5秒リードしてみせた。

WRTペアがザントフォールトで先制も、メルセデスのマルチェッロが逆転/GTWCヨーロッパ第5戦

 6月18~19日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの第5戦がオランダ、ザントフォールトで開催され、チームWRTの32号車アウディR8 LMSエボII(シャルル・ウィーツ/ドイス・ファントール組)土曜のレース1を制した。一方、翌19日の日曜に行われたレース2では、アコーディスASPチームが走らせる89号車メルセデスAMG GT3(ラファエル・マルチェッロ/ティムール・ボグスラフスキ組)がポール・トゥ・ウインを飾っている。

 シリーズを構成するふたつの選手権のひとつであるスプリントカップ。週末に60分のタイムレースを2回実施する同カップは年間5戦が行われ、今戦はちょうど折り返しのラウンドとなった。

まるで実車。SF公式『GT7リバリーデザインコンテスト』の受賞作品が発表

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は6月22日、プレイステーション5/4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』と連携を行い、5月24日~6月5日まで開催していた『グランツーリスモ7 リバリーデザインコンテスト』の受賞者ならびに受賞作品を発表した。

名車『XJR-9』の成功にインスパイアされた、ジャガーの特別仕様車『F-PACE SVRエディション1988』登場

 1988年にSWC世界スポーツプロトタイプ選手権で優勝した伝説の名車『ジャガーXJR-9』の成功にインスパイアされ、ジャガーのパーソナライゼーションを専門に手掛ける精鋭SVビスポークチームが手がけた特別仕様車『F-PACE SVR EDITION 1988(SVRエディション1988)』が登場。限定394台のうち、日本市場には限定20台が導入され、この6月17日より受注開始となっている。

特別交流戦から2年半。存在していたDTM車両のSGT参戦の可能性を振り返る(1)BMW Team Studie

 2009年、ツインリンクもてぎ(当時)にDTMドイツ・ツーリングカー選手権の代表団が訪れ、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションに、DTMとGT500の技術規定の統一をもちかけた。DTMとスーパーGT GT500クラスという、フォーマットも文化も異なるレースの技術統一には多くの障壁があったが、2012年にDTMが、2014年にGT500が技術規則『クラス1』に向けた技術規定を採用。両者はひとつずつ問題をクリアし歩み寄りながら、“ほぼ”近い規定となった2019年に、ドイツのホッケンハイムで開催されたDTM第9戦ホッケンハイムでレクサス、ホンダ、ニッサンから各1台がゲスト参戦。さらに11月には、富士スピードウェイにDTM車両が7台参加。15台のGT500と7台のDTMが争う、“ドリームレース”が開催された。

 ただ、当初両シリーズが目論んだ日独6メーカーの車種が争う状況は、最後まで生まれることはなかった。2019年の交流戦の後、世界は新型コロナウイルス禍に見舞われ混乱。あれから2年半ほどが経った。実現することはなかったが、それでもたしかに存在した『DTM車両のスーパーGT参戦』の可能性を振り返りたい。1回目は、2022年もGT300クラスに参戦し、第3戦鈴鹿でGT300初優勝を遂げたBMW Team Studieだ。

【動画】スタートからゴールまで24時間ぶっ通し、2022ニュルブルクリンク24H決勝リピート

 5月28日(土)から翌29日(日)にかけて、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたADACトタルエナジーズ24時間レース(通称ニュルブルクリンク24時間)の決勝ライブ配信の録画が、大会公式YouTubeチャンネルで公開されている。

 名門マンタイの1号車ポルシェ911 GT3 Rを駆る兄ローレンスと、最終的に勝利を飾った強豪フェニックスの15号車アウディR8 LMSエボIIをドライブする弟ドリスの“ファントール兄弟”によるバトルの末、前年王者であるマンタイ・ポルシェがクラッシュを喫するなど、レース序盤から中盤にかけて波乱が続いた2022年の第50回記念大会。