プジョー9X8を襲った複数のトラブル。94号車は実戦で初出現した“デブリ”でオーバーヒートか/第4戦モンツァ

 イタリアのモンツァで行われたWEC世界耐久選手権第4戦でレースデビューを飾った、プジョーの新型ル・マン・ハイパーカー(LMH)、『プジョー9X8』。プジョーのテクニカルディレクターは、複数のトラブルに見舞われたデビュー戦について「多くのことを学んだ」と総括している。

 7月10日に行われた6時間の決勝レースで、プジョーの2台はともに多くのトラブルを抱え、たびたびガレージに入ることとなった。グスタボ・メネゼス/ジェームス・ロシター/ロイック・デュバル組94号車のみが、25周おくれの総合33位でチェッカーを受けることができた。

プジョー9X8、15000kmを走破しデビュー戦へ。モンツァは「学びの週末になる」とロイック・デュバル

 7月8〜10日に開催されるWEC世界耐久選手権第4戦『モンツァ6時間レース』でのデビューを前に、『プジョー9X8』はテストでの総走行距離15000kmを突破、ハイパーカークラスでの初レースに向けた「挑戦への準備」を整え …