ローブのサファリ参戦は20年ぶり「思い出がたくさんできるラリーだ」2022WRC第6戦 事前コメント

 WRC世界ラリー選手権のフライアウェイラウンドのひとつで、東アフリカのサバンナで戦いが繰り広げられる『サファリ・ラリー・ケニア』が、6月23日(木)から26日(日)にかけて2022年シーズン第6戦として開催される。昨年、19年ぶりにWRCイベントとして復活し、新生サファリ・ラリーとして2年目を迎える同ラウンドの開幕に先立ち、最高峰クラスを戦うMスポーツ・フォード、ヒョンデ、トヨタの3チームからドライバーたちの事前コメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

選手権首位でサファリラリーに挑むトヨタ、前年の1-2再現狙う「速さ以上に耐久力が求められる」/WRC

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは6月23~26日、アフリカのケニアで開催される、2022年シーズン第6戦『サファリ・ラリー・ケニア』に3台のトヨタGRヤリス・ラリー1を投入。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組とドライバー/コドライバー選手権をリードしているカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、そしてスポット参戦で今季3度目の登場となるセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組の3台体制で優勝を目指す。

 また、オジエが優勝した前年大会で総合2位となった勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)も、引き続きTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦し、自身2度目となる表彰台獲得を狙う。

オジエ、初ル・マンで完走。気になるWEC富士とラリージャパンでの来日予定【WRC Topic】

 WRC世界ラリー選手権で通算8回ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエ。2021年限りでWRCフルタイムドライバーを引退した彼は今季、TOYOTA GAZOO Racing WRTからラリーにスポット出場しながらWEC世界耐久選手権にフル参戦中だ。6月の第2週に開催されたル・マン24時間ではLMP2クラス9位で完走したが、今年オジエの姿を日本で見ることができるのだろうか?

 今回がル・マン24時間初挑戦となったオジエは、LMP2クラスでオレカ07・ギブソンを走らせるリシャール・ミル・レーシングチームの一員として出場。ピットインの際に大きなミスを犯しストップ&ゴーペナルティを課せられたが、それを除けば大きなミスはなく、安定したタイムを刻みクラス9位、総合13位で完走を果たした。