最後尾から一時首位に浮上したKCMGポルシェ、優勝を争う終盤に「ペースがなかった」/スパ24時間

 KCMGから2022年のトタルエナジーズ・スパ24時間に参戦したローレンス・ファントールは、グリッド最後尾の66番手から追い上げをみせた47号車ポルシェ911 GT3 Rが同レースの総合優勝に挑戦するには、終盤に「ペースが足りなかった」と語った。

 木曜日の予選でニック・タンディとファントールがブレーキングトラブルによりラップタイムを出せなかったため、デニス・オルセンを加えたKCMGのトリオは決勝に向けて大きな課題を抱えることになった。具体的には47号車ポルシェは、プロクラスのライバルたちから大きく離れたグリッドの最後尾、総合66番手からレースを開始することになったのだ。

ポルシェ、新型GT3カー『911 GT3 R』を正式発表。992型は4.2Lフラット6を搭載

 7月30日、ポルシェ・モータースポーツは来年、カスタマーチームとともにグローバル競争に参入する新型GT3マシン『ポルシェ911 GT3 R』を正式発表し、その技術的な詳細を公開した。

 最新のポルシェ911 GT3 Rは、992世代の『ポルシェ911』ロードゴーイングモデルがベースとなっている。ドイツのメーカーによると、この新型GT3カーの主要なフォーカスエリアは、“パワーの向上、洗練されたエアロダイナミクス、バランスの最適化”であるという。

ポルシェ917 LHをイメージ。GPXレーシング、スパ24時間用の復刻版マルティニカラー公開

 GPXマルティニ・レーシングは、今週末のトタルエナジーズ・スパ24時間に向けて、マルティニ・レーシングのポルシェ917 LHにインスパイアされた特別な復刻リバリーを発表した。

 2019年のスパ24時間を制した同チームは、週末のレースをミカエル・クリステンセン、リヒャルト・リエツ、ケビン・エストーレという3名のポルシェドライバーを擁し、ポルシェ911 GT3 RでGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのハイライトとなる24時間レースを戦う予定だ。

パフがポール・トゥ・ウインで4勝目。GTDはトップ車両が最終ラップでガス欠の波乱/IMSA第9戦

 7月16日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第9戦『FCPユーロ・ノースイースト・グランプリ』がアメリカ・コネチカット州のライムロック・パークで行われ、パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 GT3 R(マット・キャンベル/マシュー・ジャミネ組)が総合優勝を飾った。

 1周1.53マイル(約2.462km)のショートサーキットを舞台に行われた今戦は、GTDプロとGTDの2クラスのみが参加する“GTオンリー・イベント”のひとつ。この第9戦にはプロクラス5台、プロ・アマ10台の都合15台がエントリーした。

ファルケンポルシェが独走で総合優勝。ニュルブルクリンク耐久シリーズで4年ぶりの勝利掴む

 7月9日、ドイツ・ニュルブルクリンクを舞台に繰り広げられるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の第4戦が開始され、住友ゴム工業/ファルケンのワークスチームFalken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)の3号車ポルシェ911 GT3 R(スヴェン・ミュラー/ジョエル・エリクソン)が、ファルケンにとって4年ぶりとなる総合優勝を飾った。

ポルシェの次世代911 GT3 Rをチーム・プロジェクト1が発注。2台体制で2024年WECに参戦へ

 先日、ポルシェが公式写真を初めて公開した、2023年のデビューに向け開発中のタイプ992型ポルシェ911 GT3 R。この次世代GT3マシン2台を、現在WEC世界耐久選手権に参戦中のチーム・プロジェクト1が発注したことが分かった。

ポルシェ963のカスタマー“拡大枠”入りを狙うパフ・モータースポーツ「ハイブリッドのコストに不安」/IMSA

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDプロクラスで、ポルシェ911 GT3 Rを走らせているパフ・モータースポーツは、ポルシェが開発中のLMDh車両『963』を用いた将来のGTPクラスでのプログラムが「レー …

大荒れのレース1は完走わずか11台。名物市街地でふたりが初優勝を飾る/DTM第4戦ノリスリンク

 7月2〜3日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権2022年第4戦がドイツのノリスリンクで行われ、土曜日のレース1ではトーマス・プライニング(クース・チーム・ベルンハルト/ポルシェ911 GT3 R)が、日曜日のレース2 …

新型ポルシェ911 GT3 Rのテストは現行車も活用。開発フェーズは終盤に「状態は良好」

 ポルシェ911 GT3 R開発のプロジェクトマネージャーであるセバスチャン・ゴルツによると、ポルシェが2023年から世界中のカスタマーレース市場に投入する新型GT3カーの開発はフェーズ終盤に入っており、状況として「良い状態」にあるという。

 ポルシェは2019年から活躍している同名の現行GT3モデル“タイプ991.2”に代わり来年、タイプ992ベースの『911 GT3 R』をカスタマーレーシングのマーケットに投じる予定だ。

ポルシェ、2023年に登場する“タイプ992”新型911 GT3 Rの公式画像を初公開

 ポルシェは、2023年の世界的なGT3コンペティションでのカスタマーデビューに先駆けて、最新世代のGT3カーとなる新型ポルシェ911 GT3 Rのオフィシャル写真を初めて公開した。

 今回初めてその姿が確認された新型911 GT3 Rは、“992型”のロードゴーイングモデルをベースにしたものとなり、2019年からグローバル展開されている現行車“991.2バージョン”を置き換えるモデルだ。