名実ともに“ブラジルで最も成功した外国人”に。TGRカローラのロッシが2勝目を記録/SCB第7戦

 7月30~31日の週末に、ブラジルが誇るサンパウロの国際F1トラック、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)で争われたSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第7戦は、TOYOTA GAZOO Racingブラジルのマティアス・ロッシ(A.マティス・フォーゲル/トヨタ・カローラ)が、アルゼンチン出身者として最多のシリーズ2勝目を挙げ、名実ともに“SCBでもっとも成功した外国人”の称号を得ることに。

 続くレース2は、フェラーリのファクトリードライバーとしてスパ24時間に参戦するダニエル・セラの代役として、同じく国際経験豊富なフェリペ・フラガ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)が招聘され、SCB史上最年少チャンピオン獲得記録を持つ実力派が、スポット参戦で涙の勝利を手にしている。

アルゼンチン発『トヨタ・カローラGRスポーツTCR』がホモロゲ公認を取得、8月に実戦投入へ

 2021年12月に“アルゼンチン”でシェイクダウンを実施し、2022年4月にはTCR規定を統括するWSC技術部門監督のもと、完全なホモロゲーション取得に向けた審査に臨んだ新型『トヨタ・カローラセダンGRスポーツTCR(仮称)』が、晴れて公認手続きを完了し正式なTCR認証を取得。8月27〜28日にテルマス・デ・リオ・オンドで開催されるTCRサウスアメリカ・シリーズの第6戦で実戦デビューする予定となった。