GTWCアジアはJAFグランプリか、DTMか。SGTにもS耐にもない“待望のフォーマット”にドライバーが夢中のワケ

 富士スピードウェイでの第3ラウンドが終了したファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS。全6ラウンド中4ラウンドが日本で行われ、そこでは“ジャパン・カップ”のタイトルも争われるとあって、富士では日本のエントラントを中心に25台の車両が参戦し、盛り上がりを見せた。

 GTWCアジアに参戦する日本のエントラントには、スーパーGTのGT300クラスやスーパー耐久など日本のトップカテゴリーでGTレースを戦ってきたドライバー・チームも多い。

 そんな彼らに、なぜGTWCアジアへの参戦を決めたのか、そして実際に始まってみてどう感じているかを聞いてみたところ、レースフォーマットやコスト、そこから得られる満足感など、このシリーズが彼らのニーズに“ハマる”存在であることが分かってきた。

スーパーGT第4戦富士のエントリーリストが発表。両クラス合計41台が参戦

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは7月25日、富士スピードウェイで8月6~7日に開催する2022年シーズンの第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』のエントリーリストを発表した。GT500クラスが15台、GT300クラスが26台の計41台が参加を予定している。

 GT500クラスのチーム、ドライバーの顔ぶれは5月28〜29日に開催された第3戦鈴鹿から変化はない。一方、GT300クラスでは450kmの長距離戦にともない、8チームが第3ドライバーを起用している。

「ぶつかる必要はなかった」「久々にこんなに抜かれた」「地の利はある」GTWCアジア・富士戦を終えた日本勢の声

 ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSは7月24日、第3ラウンドの決勝レース2となる第6戦が静岡県の富士スピードウェイで行われた。前半スティントはポールポジションスタートのカーガイ・レーシング777号車がリードしたものの、前戦優勝ハンデの“+15秒”もあってピット後に逆転を許し、代わってトップに立ったトリプルエイトJMRの99号車メルセデスAMG GT3(H.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター)が今季2勝目を飾った。

 多くの陣営が(ドライバー2予選を担当した)プロドライバーでスタートしたレースでは、前半戦を中心に随所で見応えあるバトルも勃発。ここでは、第6戦決勝を戦い終えた日本勢6人のコメントをお届けする。

プロ同士の白熱バトルも。トリプルエイトの99号車メルセデスがレース2を制す/GTワールドチャレンジ・アジア第6戦富士

 7月24日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSは第3ラウンドの決勝レース2となる第6戦が静岡県の富士スピードウェイで行われ、ピットストップ後にトップに立ったトリプルエイトJMRの99号車メルセデスAMG GT3(H.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/ニック・フォスター)が優勝を飾り、開幕戦セパンに続く今季2勝目をマークした。

カーガイ・レーシングのフェラーリが鮮やかな逆転で今季2勝目/GTワールドチャレンジ・アジア第5戦富士

 ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSは7月23日、第3ラウンドの決勝レース1となる第5戦が静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションスタートから一時順位を下げたカーガイ・レーシングの777号車フェラーリ488 GT3 (木村武史/ケイ・コッツォリーノ)が逆転優勝を遂げ、今季2勝目をマークした。

JRP、スーパーフォーミュラ第6戦富士のインシデントについての文書を発表

 7月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースピロモーション(JRP)は、オフィシャルTwitterアカウントにて『ファンの皆様へ』と題し、7月17日に開催された第6戦富士決勝での「インシデントに関するご意見の回答として、我々の考え」を記した画像を投稿した。

WEC富士、暫定スケジュール発表。人気のキャンプパッケージを含む前売り観戦券は7月28日より発売

 7月28日、富士スピードウェイは、2022年9月9~11日に開催されるWEC世界耐久選手権第5戦『富士6時間耐久レース』の各種前売観戦券を、7月28日10時より全国のローソン、ミニストップの店頭端末およびローチケ、FSWオンラインチケット(https://fsw-ticket.com/)にて順次発売すると発表した。また9日(金)から11日(日)にかけての暫定タイムスケジュールを明らかにしている。

 ル・マン24時間レースを中心に世界中を転戦するスポーツカーレースシリーズが2019年以来、3年ぶりに日本へ戻ってくる。その戦いの舞台となるのは、“WEC富士”でお馴染みの富士スピードウェイだ。

排気音試験は「再来年や、その次の将来」に向けたもの。“待望の雨”にも収穫/SF次世代車両テスト第5回

 7月18〜19日、静岡県の富士スピードウェイにおいて、JRP(日本レースプロモーション)は、第5回となるカーボンニュートラル開発テスト(次世代車両開発テスト)を実施した。ホンダエンジン搭載の“白寅”、トヨタエンジン搭載の“赤寅”の2台のSF19開発車両が、それぞれ塚越広大と石浦宏明の手によってドライブされ、さまざまなテスト項目を評価した。

F1のノウハウも。ホンダエンジンの白寅号が2種類の排気管で“音の違い”を確認/次世代車両開発テスト

 7月18日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦から一夜明けた富士スピードウェイで、次世代車両の開発テストがスタート。前回のスポーツランドSUGOではTCDが“赤寅号”で排気音テストを行ったが、今回はHRCが新しい排気パイプを用意し、テストに臨んだ。

新生なったシリーズで谷口信輝が雨の予選、ドライの決勝をポール・トゥ・ウイン【GR86/BRZ Cup第1戦富士】

  7月16~17日、新生TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupが富士スピードウェイで開幕。39台がエントリーし、プロドライバーが多数参加するプロフェッショナルクラスでは、谷口信輝(KTMS GR86)がポール・トゥ・ウインを飾った。