GTワールドチャレンジの2023年カレンダー発表。オーストラリア、アジアは10月に発表へ

 7月29日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦トタルエナジーズ・スパ24時間の会場内で、SROモータースポーツ・グループは恒例のプレスカンファレンスを行い、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/アメリカの2023年カレンダーについて発表した。アジア、オーストラリアについては秋に発表される。

フェラーリ、新世代GT3カー『296 GT3』を公開。すべてを刷新し幅広いドライバー、レースに対応

 7月29日、トタルエナジーズ・スパ24時間の開催に合わせ、フェラーリは2020年から開発を続けて来た新世代GT3カー『296 GT3』を公開した。これまで多くの結果を残してきた488 GT3の栄光を受け継ぐ車両で、296 GTBをベースに、カスタマーレーシングカーとして多くの開発が進められた。デビューは2023年のデイトナ24時間とされている。

2023年インターコンチネンタルGTチャレンジのカレンダー発表。アジアはガルフ12時間が開催地に

 7月29日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦トタルエナジーズ・スパ24時間の会場内で、SROモータースポーツ・グループは恒例のプレスカンファレンスを行い、IGTCの2023年カレンダーを発表した。2023年はひさびさに5カ所での開催が復活する。

バレンティーノ・ロッシに罰金。タイヤトラブルを懸念するランボルギーニetc.【スパ24時間 木曜Topics】

 7月28日から31日にかけて、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されている第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』。今大会にまつわる各種情報を、予選が行われた木曜のパドックからお届けする。

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 直前のレースルール変更に伴い、セーフティカー導入時のフルコースイエロー(FCY)が廃止された。FCYはアクシデントが発生した際に、すべてのクルマが80km/h以下に減速することを要求するもの。

アイアン・リンクス、予選1-2でスーパーポール進出。カルダレッリ組ウラカンが3番手/スパ24時間

 7月28日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている、第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の予選がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、アイアン・リンクスの71号車フェラーリ488 GT3エボが最速タイムをマーク。姉妹車51号車が続き、フェラーリ勢がワン・ツーで、金曜日に実施されるスーパーポール進出を決めた。

 アントニオ・フォコ、ダニエル・セラ、ダビデ・リゴンの3名は、各15分間の4つのセッションのうちの3つでそれぞれアタックを行い、平均タイムで最速となる2分16秒920を記録した。これは予選2番手につけた僚友ミゲル・モリーナ/ジェームズ・カラード/ニクラス・ニールセン組71号車よりも0.178秒速いものだった。

フェラーリ新型GT3が登場予定。BoP調整でポルシェは10kg増etc.【スパ24時間 水曜Topics】

 7月28日から31日にかけて、ベルギーで開催される第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の直前情報をスパ・フランコルシャン・サーキットのパドック、およびGTカーによるパレードが行われたスパ市街からお届けする。

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 既報のとおり、新型コロナウイルス感染症に係る制限のため、2020年と2021年は開催が見送られた恒例のパレードが3年ぶりに復活を果たし、27日水曜に実施された。この催しでは本戦に出場するほぼすべてのGT3マシンと、マセラティMC12 GT1などのクラシックGTカー、サポートレースに出場するGT2、GT4、スーパートロフェオのマシンなどがサーキットからスパ市街地までの約6マイル(約10km)を往復した。

マセラティがスポーツカーレースに復帰へ『MC20 GT2』でのカスタマープログラムを発表

 マセラティは7月26日、SROモータースポーツ・グループのGT2カテゴリーにおけるスポーツカーレースへの復帰を発表し、同ブランドの最新ロードモデルである『マセラティMC20』をベースとしたGT2マシンを2023年に投入することを明らかにした。

 ニューマシンである『マセラティMC20 GT2』は来年、カスタマー・レーシング・プログラムのもとで、ファナテック・GT2ヨーロピアン・シリーズのグリッドに参加する予定だ。

BMW、2024年にWEC/ル・マン復帰へ。来季デビュー新型LMDhのシェイクダウンも完了

 7月26日、BMWは、2024年からWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに新型LMDhマシンで参戦することを確認した。また、あわせて2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でデビューし、2年目にはWEC/ル・マン24時間にも投入する『BMW MハイブリッドV8』のシェイクダウンをイタリア、バラーノで実施したことを明らかにした。

 ドイツのメーカーがル・マン24時間レースの総合優勝を目指すためのWECプログラムは、数カ月前から評価が行われてきた。

元ベントレー・ボイーズのマキシム・スーレ、スパ24時間でコンチネンタルGT3をドライブへ

 元ベントレー・ワークスドライバーのマキシム・スーレが、7月28~31日にスパ・フランコルシャンで開催されるトタルエナジーズ・スパ24時間で、ベントレー・コンチネンタルGT3のステアリングを握ることになった。

 7月26日に39歳の誕生日を迎えたベルギー人ドライバーは、今週末に行われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパおよびIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ最大のイベントである24時間レースに参戦するCMRのプロ・アマラインアップのひとりとして、同チームの最終メンバーに決定した。

ポルシェ917 LHをイメージ。GPXレーシング、スパ24時間用の復刻版マルティニカラー公開

 GPXマルティニ・レーシングは、今週末のトタルエナジーズ・スパ24時間に向けて、マルティニ・レーシングのポルシェ917 LHにインスパイアされた特別な復刻リバリーを発表した。

 2019年のスパ24時間を制した同チームは、週末のレースをミカエル・クリステンセン、リヒャルト・リエツ、ケビン・エストーレという3名のポルシェドライバーを擁し、ポルシェ911 GT3 RでGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのハイライトとなる24時間レースを戦う予定だ。