7月10日に行われたWEC世界耐久選手権第4戦『モンツァ6時間レース』のLMGTEプロクラスを制したのは、最後の2周で大逆転を飾ったコルベット・レーシングの64号車シボレー・コルベットC8.R(トミー・ミルナー/ニック・タンディ)だった。
それまでレースをリードしていたAFコルセの52号車フェラーリ488 GTE Evo(ミゲル・モリーナ/アントニオ・フォコ)は、最後までレースを走り切る燃料がなく、残り2周となったところで燃料スプラッシュのためのピットへと向かい、数秒後ろを走っていたコルベットに勝利が転がり込んだ形だ。