新鋭カエハスが初優勝。東欧チームのガラシュもシリーズ初勝利を1-2で飾る/TCRヨーロッパ第3戦

 6月18~19日にベルギーのスパ・フランコルシャンで争われた2022年TCRヨーロッパ・シリーズ第3戦は、両ヒートともに新鋭が初優勝を記録するフレッシュな展開に。土曜オープニングは選手権首位のフランコ・ジロラミ(コムトゥユーPSSチーム・アウディスポーツ/アウディRS3 LMS 2)が、ポール発進からの最終ラップで痛恨のミスを喫し、予選最速を争ったイシドロ・カエハス(ボルケーノ・モータースポーツ/クプラ・レオン・コンペティションTCR)が大逆転劇でのTCRヨーロッパ初勝利を獲得。

 続く日曜リバースグリッドのレース2では、チェコ共和国出身のヤヒム・ガラシュ(ヤニク・モータースポーツ/ヒョンデ・エラントラN TCR)が自身初表彰台を勝利で飾り、僚友マット・オモラとともに東欧の小規模プライベーターがシリーズ初のワン・ツーフィニッシュを決めている。

TOYOTA GAZOO Racingがニュルに“復活”か。NLS第3戦にレクサスLC、トヨタGR86がエントリー

 6月25日、ドイツのニュルブルクリンクでNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ第3戦『45. RCM DMVグレンツラント・レンネン』が開催されるが、2022年のADACトタルエナジーズ24時間レース開催後初のNLSに、日本から『Team TOYOTA GAZOO Racing』として2台がエントリーされている。

ペース不足、信頼性の問題、ダブルストップ中のトラブルに苦しんだマクラーレン。代表はドライバーに謝罪/F1第9戦

 マクラーレンF1チームのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、ダニエル・リカルドとランド・ノリスに対する謝罪の言葉を語った。F1第9戦カナダGPの決勝レースで、ふたりの力量に相応しいパッケージを供給できなかったためだ。

 マクラーレンは、ポイントを加算できないままカナダを後にした。リカルドはトップ10入りを逃し11位、ノリスは15位という低いポジションでレースを終えた。

2023年ル・マン『ガレージ56』出場に意欲見せるジミー・ジョンソン。IMSAでは小林可夢偉の維持を望む

 7度のNASCARカップ王者で、今季チップ・ガナッシ・レーシングから2年目のインディカー・シリーズに参戦しているジミー・ジョンソンは、2023年のル・マン24時間レースへ“ガレージ56”枠の一員として出場することについて、「非常に高い関心を持っている」と述べている。

 ジョンソンは現在、インディカーへのフル参戦と同時に、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権では小林可夢偉らをチームメイトに迎え、長距離耐久戦の“ミシュラン・エンデュランス・カップ”にアクション・エクスプレス・レーシングから、キャデラックDPi-V.Rをドライブし参戦している。

セバスチャン・オジエ、WEC後半戦の不参加を表明「チャンスをくれたチームに感謝」

 2022年にWEC世界耐久選手権デビューを果たしたたセバスチャン・オジエは、ル・マン24時間レース以降の残りのラウンドに参加しないことを表明。リシャール・ミル・レーシングチームのラインアップから外れることをソーシャルメディア上の声明で明らかにした。

 WRC世界ラリー選手権で8度のワールドチャンピオンに輝き、今週はケニアで行われるWRC第6戦サファリ・ラリー・ケニアに、TOYOTA GAZOO Racing WRTからスポット参戦しているオジエ。彼は今月上旬に開催されたル・マン24時間を含む今季のWEC開幕3戦をLMP2チームで戦い、開幕戦セブリングでクラス12位、第2戦スパは8位、母国ラウンドとなったル・マンでは9位といずれも完走を果たした。