愛知・岐阜で開催のWRCラリージャパン2022、競技スケジュールが発表。チケット詳細も

 7月15日、ラリージャパン事務局は、2022年11月10日から13日にかけて、愛知県と岐阜県の両県で開催される『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技スケジュールと追加のチケット情報を発表した。

 WRC世界ラリー選手権の2022年シーズン最終戦として開催されるラリージャパン。2020年、21年の開催中止を経て迎える今秋の大会は、ラリーの拠点となるサービスパークが置かれる豊田スタジアムでのセレモニアルスタートを皮切りに、10日(木)から13日(日)までの4日間で全19本のSSで争われることが明らかになった。

トヨタのラッピ、シェイクダウン最速。コースオフの勝田車はSS1に向け修復中/WRC第7戦エストニア

 7月14日、2022年シーズンWRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』が開幕。現地木曜の朝から行われたシェイクダウンで、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップタイムをマークした。

 超高速グラベル(未舗装路)イベントであるラリー・エストニアの競技初日となった14日は弱い雨が落ちるなか、9時過ぎから全長6.23kmのテストステージ“アビサーレ”で競技前のセッションであるシェイクダウンが行われた。

今季初のグラベル戦で勝田範彦組GRヤリスが3位表彰台獲得/全日本ラリー第6戦カムイ

 7月8日から10日にかけて、JRC全日本ラリー選手権第6戦『2022 ARKラリー・カムイ』が北海道虻田郡ニセコ町を中心に開催され、最高峰JN1クラスに2台のトヨタGRヤリスGR4ラリーを投入しているTOYOTA GAZOO Racingは、勝田範彦/木村裕介組が3位表彰台を獲得した。チームメイトの眞貝知志/安藤裕一組は総合7位完走となった。

 今季開幕戦の新城から5戦連続で続いたターマック(舗装路)ラリーの連戦は前戦モントレーでひと区切りとなり、このラリー・カムイと次戦ラリー北海道の2戦はグラベル(未舗装路)での戦いとなる。

グラベルでも速いコバライネン。第6戦ラリー・カムイで今季5勝目をマーク/全日本ラリー

 JRC全日本ラリー選手権第6戦『ARKラリー・カムイ』が7月8日から10日にかけて、北海道虻田郡ニセコ町を拠点に開催され、ヘイキ・コバライネン/北川紗衣組(AICELLOラックDL速心FABIA)が優勝。2022年シーズン5勝目を挙げた。

 9日(土)と10日(日)の二日間で都合10本のSS、合計距離69.3kmで争われた今戦は、今季最初のグラベル(未舗装路)イベントとして実施された。ドライコンディションとなった初日のレグ1は2本のステージを各2回走行するスケジュールで行われ、7.28kmから3.64kmに短縮されたオープニングのSS1では、コバライネンがいきなりトップタイムを叩き出した。

スバル 2022全日本ラリー第6戦カムイ ラリーレポート

2022.07.09 - 全日本ラリー選手権 第6戦 2022 ARKラリー・カムイ Leg1 今季初のグラベルラリー初日を終えて、新井が2番手、鎌田が5番手  7月9日(土)、2022年全日本ラリー選手権第6戦『202 …

母国ラリーでも「余計なプレッシャーはない」とタナク/2022WRC第7戦エストニア 事前コメント

 WRC世界ラリー選手権における超高速グラベル(未舗装路)ラリー2連戦の最初イベント、シーズン第7戦『ラリー・エストニア』が7月14日から17日にかけて、東欧エストニアで開催される。昨年の大会ではカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がWRC史上最年少優勝記録を打ち立てたエストニア・ラウンドの開幕に先立ち、シリーズの最高峰クラスを戦うMスポーツ・フォード、ヒョンデ、トヨタの3チームからドライバーたちの事前コメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

高速グラベルラリーに挑むトヨタ、WRCエストニアでの連勝狙う「事前テストでのフィードバックは良好」

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、7月14日から17日にかけて、エストニアで開催される2022年シーズン第7戦『ラリー・エストニア』に3台のトヨタGRヤリス・ラリー1を投入する。今季デビューしたラリー1カーに乗りこむのは、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組の3組だ。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションからは勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が引き続き最高峰クラスに挑む。

 前戦ケニアで歴史的な1-2-3-4フィニッシュを達成したトヨタは、シーズン折り返しの第7戦を前にした段階で、マニュファクチャラー選手権のリードを62ポイントに拡げた。

ガナッシ・ハマーが待望の初優勝、RXRはダブルヘッダーで挽回し通算5勝目/エクストリームE第2&3戦

 2022年よりFIA国際自動車連盟のインターナショナル・シリーズに昇格した電動オフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』第2/3戦“Island X Prix”が、長らくの開催延期を経て7月6~7日と同9~10日にダブルヘッダー戦として開催され、電動『HAMMER(ハマー)』で参戦のチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)カイル・ルデュック/サラ・プライス組が、初戦でライバルの失格騒動にも助けられシリーズ初優勝を達成。

 続く第3戦では、ニコ・ ロズベルグ率いる初代王者ロズベルグXレーシング(RXR)のヨハン・クリストファーソン/ミカエラ-アーリン・コチュリンスキー組が定位置にカムバックし、シリーズ通算5勝目を手にしている。

ラリージャパン2022の“案内書”ラリーガイド1が公開。一部スケジュールが明らかに/WEC

 7月11日、ラリージャパン事務局は、2022年11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催されるWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の案内書となる“ラリーガイド1”は公式ホームページ(https://rally-japan.jp/)で公開した。

 ラリーガイド1は、主催者がラリーイベントの開催概要を選手や関係者向けに案内するための公式文書。大会の概要をはじめ、スケジュールやエントリー方法、参戦時に必要な手続きなどが示されている。

「いくつ違いが分かる?」トヨタGRヤリス“サファリ・ラリー仕様”【WRC Topic】

 さあ、ここで問題です。今季デビューしたトヨタGRヤリス・ラリー1のサファリ仕様は、前戦サルディニア(イタリア)仕様とどこが違うでしょう? 30秒以内にお答えください……。

 もし、この超難問クイズに答えられたなら、あなたは真のGRヤリス・ラリー1ファンに違いない! その昔、サファリ・ラリー仕様といえば川を渡ってもエンジンが水を吸い込まないようにするための“シュノーケル”、万が一動物たちがぶつかってもクルマが壊れないようにするための“アニマルガード”、そして観客や動物に注意を喚起するための“ウイングライト”といった装備がマストだった。自分も含めたオジサンやオバサマたちは、そのカッコよさにしびれ、「自分のクルマもいつかサファリ仕様にしたい」と夢見ていたものだ!?