全日本スーパーフォーミュラ選手権は、今週末7月16〜17日に行われる富士スピードウェイでの第6戦で、早くも2022年シーズンの後半戦に突入する。雨模様となった走行前日、現在ランキング2位の平川亮(carenex TEAM IMPUL)に、今週末へのアプローチと戦いのキーポイントを聞いた。
波乱に満ちたWEC第4戦、トヨタは2台が表彰台を獲得。小林可夢偉「満足のいくレースができなかった」
7月10日、今年100周年を迎えたイタリア、モンツァ・サーキットでWEC世界耐久選手権第4戦『モンツァ6時間』の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racingは8号車が2位、7号車が3位となり、2台のトヨタGR010ハイブリッドによってダブル表彰台を獲得した。
前戦ル・マン24時間を制したトヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)と、姉妹車である7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス)は、気温30℃/路面温度50℃を超える暑さのなかで戦いの火蓋が切られたレースの序盤から接近戦を繰り広げた。
ハイブリッドは「使わなくてもタイムは変わらない」と小林可夢偉。トヨタが置かれたBoPの厳しい現状/第4戦モンツァ
7月10日、WEC第4戦モンツァ6時間レースは、決勝日を迎えた。気温の上昇が予想されるなか、現地時間正午のスタートを前に、トヨタGAZOO Racingのチーム代表兼7号車ドライバーを務める小林可夢偉と、8号車の平川亮が、現地からリモート形式の取材に対応。新たに登場したライバルであるプジョー9X8への印象や、現在のBoP(性能調整)の状況などを交えつつ、決勝への展望を語った。
「赤旗で感覚がズレていた」平川亮、まさかのQ1落ち。野尻のタイムは「どれだけ速いんだ」/第5戦SUGO予選
6月18日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の予選でまさかのQ1落ちを喫した平川亮(carenex TEAM IMPUL)。予選後、ミックスゾーンに現れた平川に、その顛末を聞いた。
「2023年に向けてトラブルを出さないクルマを作ることが重要」と小林可夢偉/ル・マン24時間凱旋会見
6月17日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の搬入日を迎えたスポーツランドSUGOにて、6月11〜12日に行われた2022年WEC第3戦/第90回ル・マン24時間レースに参戦した小林可夢偉、平川亮の凱旋報告会見が、JMS日本モータースポーツ記者会とJRPA日本レース写真家協会の共催で行われた。
第90回目を迎えたル・マン24時間レースではトヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が優勝を飾り、トヨタのル・マン5連覇を決めた。もう1台の7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)も2位に入り、トヨタがワン・ツー・フィニッシュを達成。6月16日にはトヨタGAZOO Racing主催のオンライン取材会が行われたが、スーパーフォーミュラ第5戦参戦のため、スポーツランドSUGO入りをしたばかりの可夢偉、平川が、改めて記者やフォトグラファーを前に、それぞれの思いを語った。
ル・マン5連覇達成も、クルマづくりが至らず「ドライバーたちに申し訳ない気持ちになった」と豊田章男社長
6月11日から12日にかけて、フランスのル・マンで開催された第90回ル・マン24時間レース。平川亮とセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーがドライブする8号車トヨタGR010ハイブリッドがポール・トゥ・ウインを達成し、トヨタの大会5連覇で幕を閉じたこのレースの翌日、トヨタ自動車社長でTOYOTA GAZOO Racingのチームオーナーでもある豊田章男氏がコメントを発表した。
ル・マン5連覇を目指し2022年も『トヨタGR010ハイブリッド』の2台体制でWEC世界耐久選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing。ル・マンの前哨戦である第2戦スパ・フランコルシャンを制して乗り込んだフランス伝統の耐久レースでは、予選ハイパーポールで8号車がポールポジションを獲得し、マイク・コンウェイとホセ-マリア・ロペス、今年からチーム代表を兼務する小林可夢偉の3名が乗り込む7号車が2番手につけた。
ル・マン初優勝の平川亮「まだ夢が叶ったという実感がありません」トヨタは5連覇達成
6月11日から12日にかけてフランス、ル・マンのサルト・サーキットでWEC世界耐久選手権第3戦/第90回ル・マン24時間レースの決勝レースが行われ、トヨタGR010ハイブリッドでハイパーカークラスに参戦しているTOYOTA GAZOO Racingがワン・ツー・フィニッシュを達成し、ル・マン5連覇を果たした。
セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の3名が乗り込む8号車トヨタGR010ハイブリッドは、ポールポジションからレースをスタートし完璧なレース運びで380周を走破。12日(日)現地16時、スタンドを埋め尽くした熱狂的なファンが見守る中、総合トップでチェッカーフラッグを受けた。
トヨタ、ル・マン5連覇! 平川亮が最高峰デビュー年に初優勝、可夢偉組7号車はトラブルで2位/決勝24時間後レポート
フランス、ル・マンのサルト・サーキットを舞台に争われた2022年WEC世界耐久選手権第3戦/第90回ル・マン24時間レースは、現地時間の6月12日16時過ぎにフィニッシュを迎えた。
総合優勝を遂げたのはトヨタGAZOO Racingからハイパーカークラスに参戦した8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)。トヨタにとっては2018年のル・マン初制覇から5年連続での優勝となり、今季よりトヨタのドライバーに抜擢された平川にとっては、初の総合優勝となった。
ブエミとハートレーは、2020年に中嶋一貴とともに優勝して以来、2年ぶりの勝利。また、8号車陣営としては2022年シーズンにおける初優勝ともなった。
首位から転落の7号車トヨタ小林可夢偉「最後までプッシュを続ける」/ル・マン24時間決勝中盤
フランスのサルト・サーキットで6月11日にスタートが切られた第90回ル・マン24時間レースは、残り3時間あまりとなった。
レース中盤まで、トヨタGAZOO Racingの2台のGR010ハイブリッドは順位を入れ替えながらトップ争いを展開してきたが、16時間経過を前に7号車を「フロントモーター関連の電装系トラブル」が襲った。これによりレース後半では8号車が1周弱のリードを保ち、最終盤を迎えている。
フィニッシュまで残り3時間30分を迎えた時点でトヨタGAZOO Racingから発表されたふたりの日本人ドライバーのコメントは、以下のとおり。