トヨタ、デイ3も1-2維持「コンディションがカッレに合っている」とラトバラ/WRCエストニア

 7月16日、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』の競技3日目となるデイ3がエストニアのタルトゥを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)総合首位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手を守り、ラリー最終日を前にワン・ツーを堅持している。

 午前中にタイヤのトラブルに見舞われたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合7番手に後退した一方、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、前日からふたつ順位を上げ総合5番手となっている。

トヨタ、GRヤリス・ラリー1を改良。新型ウイングを採用しエンジン出力も向上【WRC Topic】

 今年1月にデビューしたばかりのトヨタGRヤリス・ラリー1が、WRC第7戦ラリー・エストニアで早くも大幅改良された。ポイントはふたつ、リヤウイングとエンジンである。

 リヤウイングは、言うまでもなくリヤのダウンフォースを確保するための重要なパーツ。それが6戦を戦っただけでリニューアルされたのだから、新しいリヤウイングはよっぽど効果があるのだろう。

トヨタGRヤリス・ラリー1、デイ2の全SSで最速タイム。首位はロバンペラ/WRC第7戦エストニア

 7月15日、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』の競技2日目、SS2~9がエストニア、タルトゥを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立った。チームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手、さらにエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)も総合4番手につけている。

 日本人WRCドライバーで、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、アーロン・ジョンストンと組み総合7番手でデイ2を終えている。

ルーベ「完全にグリップを失った」/WRC第7戦エストニア デイ2後コメント

 7月15日、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』は、デイ2のSS2~9が行われ、この日の最終ステージでベストタイムを記録したカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が僚友エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)を逆転。競技2日目を終えた時点で総合トップに立った。そんなラリー2日目の戦いを終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

初日は「全車がいいスタートを切った」とラトバラ。前年優勝のロバンペラが2番手/WRCエストニア

 7月14日、WRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』が開幕した。同日、オープニングステージとしてスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手に、チームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3番手、さらにエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5番手につけた。

 また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)もトップと0.9秒差の総合7番手に入り、TGR WRTの全車が順調にラリー初日を走りきっている。

母国ラリーでも「余計なプレッシャーはない」とタナク/2022WRC第7戦エストニア 事前コメント

 WRC世界ラリー選手権における超高速グラベル(未舗装路)ラリー2連戦の最初イベント、シーズン第7戦『ラリー・エストニア』が7月14日から17日にかけて、東欧エストニアで開催される。昨年の大会ではカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がWRC史上最年少優勝記録を打ち立てたエストニア・ラウンドの開幕に先立ち、シリーズの最高峰クラスを戦うMスポーツ・フォード、ヒョンデ、トヨタの3チームからドライバーたちの事前コメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

「いくつ違いが分かる?」トヨタGRヤリス“サファリ・ラリー仕様”【WRC Topic】

 さあ、ここで問題です。今季デビューしたトヨタGRヤリス・ラリー1のサファリ仕様は、前戦サルディニア(イタリア)仕様とどこが違うでしょう? 30秒以内にお答えください……。

 もし、この超難問クイズに答えられたなら、あなたは真のGRヤリス・ラリー1ファンに違いない! その昔、サファリ・ラリー仕様といえば川を渡ってもエンジンが水を吸い込まないようにするための“シュノーケル”、万が一動物たちがぶつかってもクルマが壊れないようにするための“アニマルガード”、そして観客や動物に注意を喚起するための“ウイングライト”といった装備がマストだった。自分も含めたオジサンやオバサマたちは、そのカッコよさにしびれ、「自分のクルマもいつかサファリ仕様にしたい」と夢見ていたものだ!?

ヤリ・フッツネン、Mスポーツからラリー1デビューへ。WRC第8戦フィンランドに参戦

 2020年シーズンのWRC3チャンピオンであるヤリ・フッツネンが、8月4~7日に開催されるWRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・フィンランド』に、Mスポーツ・フォードWRTのフォード・プーマ・ラリー1で参戦することが発表された。

 母国でラリー1デビューを果たすことになったフッツネン。28歳のフィンランド人ドライバーは昨年11月にMスポーツに加入して以来、WRC2クラスでフォード・フィエスタ・ラリー2を駆り、優勝1回を含む3度の表彰台獲得と合計10回のステージウインを達成している。

【動画】トップギアのクリス・ハリスが“ハイブリッド時代”の最新WRCカーをテストドライブ

 イギリスBBCの人気自動車番組『Top Gear(トップギア)』の司会者であるクリス・ハリスが、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権にデビューした『フォード・プーマ・ラリー1』のステアリングを握った。このテストド …

現地でも続いたカイゼン。WRCケニアで3位入賞の勝田貴元「壊れないクルマを作ってくれたチームに感謝」

 6月23日から26日にかけて、東アフリカのケニアで開催されたWRC世界ラリー選手権第6戦『サファリ・ラリー・ケニア』において、日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3位表彰台を獲得した。2年連続でポディウムフィニッシュを果たしたイベント後、オンラインでの合同取材に応じた勝田は、過酷なラリーを耐え抜く強いクルマを作ってくれたチームを誇りに思うとともに、感謝の気持ちが大きいと語った。

 自身2度目となるWRCの表彰台を獲得したラリーのあと、「チームとしての強さが際立った」と今戦を振り返った勝田の言葉が示すとおり、彼が所属するTOYOTA GAZOO Racing WRTはこのケニアでチーム初、トヨタとしては1993年以来、29年ぶりとなる1-2-3-4フィニッシュを達成している。