ウガンダの熱帯林に「井戸掘り」を伝えた革命的なチンパンジーがいた! – ナゾロジー

人類は、地下に隠された水資源を汲み上げる方法として「井戸」を発明しましたが、私たち以外にも井戸掘りができる動物は存在します。 英セント・アンドルーズ大学(University of St Andrews)を中心とする国際研究チームはこのほど、東アフリカの熱帯雨林に生息するケナガチンパンジー(Pan troglodytes schweinfurthii…

まるでパスタみたいな見た目で障害物をウネウネと避けながら前進するソフトロボットが登場

ノースカロライナ州立大学とペンシルベニア大学の研究チームが、人間やコンピューターからの入力なしに動き回ることができるソフトロボットを開発しました。まるでパスタのような形をしたソフトロボットには、障害物をクリアして進む能力も備わっていると研究チームは発表しています。 Twisting for soft intelligent au…

別府湾で水爆実験の痕跡確認、東大など 人新世の基準地候補

1954(昭和29)年に米国が南太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で放出され、第五福竜丸事件などを起こした放射性物質の痕跡が、大分県の別府湾海底の堆積物中に残っていることを確認したと、東京大などの研究チームが1日、発表した。地質時代の新区分として検討されている「人新世」の開始時期を示す基準として…

偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか

この2つのカプセルのうち、一つは有効な薬で、もう一つはプラセボ(偽薬)だ。(PHOTOGRAPH BY SPENCER WEINER/LOS ANGELES TIMES VIA GETTY IMAGES) 臨床試験で渡されるプラセボ(偽薬)には、薬としての有効成分が何も含まれていないはずなのに、それを服用した被験者に症状の改善が見られることがある。これは、「プ…

M87銀河の中心の電波観測データを独立に再解析|国立天文台(NAOJ)

今回の再解析で得られた楕円銀河M87の中心の電波画像。左上の図で示すブラックホール周辺の拡大図では、「コア構造」(中央下寄りの赤い円形部分)と「ノット構造」(中央右と右下のやや縦長な部分)が見られる。広域の図では、画像の右上に向かって伸びるジェット構造が見られる。なお、右端の赤い点はリアルな存在では…

「地球平面説」の動画を何百本も見る地獄のような研究で分かった「人の心に付け入る陰謀論の戦略」とは?

地球が丸いことは常識なように思えますが、世の中には地球が平らであると主張する地球平面説を信じて疑わない人も一定数存在します。こうした地球平面説について論じた動画を大量に視聴した研究者が、陰謀論やフェイクニュースが広まる仕組みについて考察しました。 EXPRESS: Disinformation and Echo Chambers: How Dis…

科学とSFの永続的な相互作用について──『こうして絶滅種復活は現実になる:古代DNA研究とジュラシック・パーク効果』 – 基本読書

こうして絶滅種復活は現実になる:古代DNA研究とジェラシック・パーク効果 作者:エリザベス・D・ジョーンズ原書房Amazonマイケル・クライトンによるSF小説『ジュラシック・パーク』が刊行されたのは1990年のこと。小説の時点で世界的なベストセラーになっていたが、その後スピルバーグ監督によって同名映画として制作さ…

“意図に基づいた愛”を実践する方法(読書メモ:『How to Not Die Alone(独身のまま死なないために)』) – 道徳的動物日記

How to Not Die Alone: The Surprising Science That Will Help You Find Love (English Edition) 作者:Ury, Logan Piatkus Amazon 久しぶりに洋書の紹介。 本書のタイトルは How to Not Die Alone: The Surprising Science That Will Help You Find Love (『独身のまま死なないために:愛を探すための驚きの科学』)。…

レタスにお酒を与えると高温耐性がつくと判明! 温暖化に強い作物が作れるかも – ナゾロジー

世界人口の増加に伴い、食料は今後ますます必要になってきます。 しかし地球温暖化や熱波などの異常気象の増加により、作物の生産が難しくなっています。 人類はこの問題に対処できるでしょうか? 理化学研究所(理研)に所属する関 原明(せき もとあき)氏ら研究チームは、エタノールが植物の高温耐性を高めることを発…

カリブ海の島で巨大細菌発見 糸状の単細胞、長さ1センチ超―新種に分類・仏米チーム:時事ドットコム

カリブ海の島で巨大細菌発見 糸状の単細胞、長さ1センチ超―新種に分類・仏米チーム 2022年06月24日07時05分 カリブ海の島で発見された糸状の巨大細菌。単細胞で成長すると長さは平均約1センチになる(米ローレンス・バークリー国立研究所提供) カリブ海にあるフランス領グアドループ諸島のマングローブ林で、糸状の…